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柏 1−2 横浜FM
J1/1st(第4節)
(15/04/04:日立台)


柏は出場停止の茨田に代わって大谷をアンカーに置いた4−1−4−1。
今季就任した吉田監督がユースを見てた時からのサッカーを、
トップでも採用ということですね。

横浜FMはトップにアデミウソン、トップ下に喜田を置いた4−2−3−1。
喜田のトップ下起用は柏のアンカー(大谷)の監視が目的。


立ち上がりから攻守にアグレッシブさを見せた横浜FMが試合のペースを握るも、
カウンター一閃で柏が先制。
以降は、組み立てに苦しみながらも柏が比較的余裕を持った試合運び。
その流れが崩れたのは交代策。
横浜FMがファビオ→伊藤の交代で伊藤・アデミウソンの2トップに変更し、
更に小林に→中町で三門を右SBに回したことが奏功。
左で作って、少し引いたアデミウソンに齋藤、兵藤が絡んだ中央を経由して
右サイドを駆け上がった三門からクロスで2得点。
あとは前にかかろうとする柏に対し伝統の堅守で逃げ切り、と。

正直、2得点こそ奪ったものの、横浜FMがしっかりと攻撃のカタチを作れたとは言えないのだけど、
(その可能性を感じ始めた、くらいのところで得点に至ってしまった)
「流れが来る」というのはこういうもんだよね、という感じ。

柏はアンカー周りの守り方に難があって、
横浜FMはアデミウソンが下り目のFWというかトップ下というかという位置に下がって
そこに齋藤と兵藤が絡んだことで、
柏の難点を効果的に使えた。

実況ツイートでも触れたけど、アデミウソンを活かすなら、彼の前にストライカーを置くカタチだろうね。
彼自身が技術もアイデアもかなり飛び抜けてることは
J1デビューとなったF東京との試合でも垣間見れていたけれど、
それがホンモノだとこの試合で確信出来た。


柏は、攻撃はもうあのカタチで通すのだろう。
後半はタッチラインまで目一杯使ってスペースを創出しようとしていて、
一定、それは出来ていた。
外の選手が中に入る動きのオートマティズムもあるし、
ビハインドで残り時間が少ない時にはキツいけど、
これでいいと思う。
問題は守備かな。
インサイドハーフの判断で、アンカーを助けにもっと下がってもいいんじゃないかな。
今日の試合も、アンカーが例えば秋野で、大谷がインサイドハーフをやっていたら、
失点シーンで中央から右(柏にとって左)の三門にボールが出るところで、
そのボールを出させずに潰せていたのでは。



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