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名古屋 0−1 鳥栖
J1/1st(第12節)
(15/05/16:豊田)


【名古屋スタメン】

_______川又_______
____小川____松田____
永井__磯村____矢田__矢野
___牟田__闘莉王_竹内___
_______楢崎_______

何節か前から固定されてきたフォーメーション、3−4−2−1。


【鳥栖スタメン】

_______豊田_______
金______池田_____水沼
____藤田____高橋____
吉田__谷口____菊地__丹羽
_______赤星_______

お馴染みの4−2−3−1。


立ち上がりは互いにハイテンポで両ゴール前が多い展開。
落ち着いてからは鳥栖がボールを持っている時間が長かった。
これは、
鳥栖はボールの状況によりやることが整理されていること、
名古屋がややカウンター志向になっていること、
更には名古屋は中盤の守備があまり整理されていないこと
に因るものだろう。

ただし、鳥栖は、好機に繋がりそうなカタチが多い割には
実際の好機、まして決定機は少なかった。
ボールの動かし方が幾つかは決まっていても基本的には最後は豊田に行くこと、
(豊田は警戒されていたのでかなりの質のクロスが必要になったのだけど、
その要求を満たすクロスは無かった)
豊田以外の選択肢はミドルシュートしか無いこと、
が原因だと思う。

池田のところに、池田の特徴は持ったままで足元と創造性がある選手が居れば…と思いながら観てた。
あるいは、もっとニアに誰かが飛び込むカタチ(池田なら飛び込めるでしょう)を試すとか、


名古屋は、カウンターから鳥栖よりも好機、決定機を作っていたけど、
個の力、もしくは2人の選手のアドリブによってそれが為されている印象で、
「今日はたまたま多くカタチが作れた」のではないだろうか。
もっと前に絡む選手でやることが整理されれば、
安定的にカウンターを決定機まで持ち込むことが出来ると思う。

具体的な話を1つすると、川又が左に流れて受けてクロスを上げる(ラストパスを送る)カタチは
よろしくないと思う。
川又はボックス内に居てこそ、だよ。
これは、フォーメーションの並びで川又が頂点に居るから起きることで、
例えば守備時に川又をシャドー、小川か松田を頂点に置くことで解決出来る。
自陣深くでボール奪取→
相手陣内、サイドにスペースがあるぞ→
頂点の選手が流れたから出せ→
流れた選手がサイドで受けたのと入れ替わりでシャドーがボックス内に侵入→
サイドで受けた頂点の選手「よし、クロスだ」
……という流れにおいて、誰が頂点で誰がシャドーに居たら得点の確率が増すか、という話ですよ。




試合は、ATに鎌田の超絶スルーパスを受けた豊田が冷静にゴールへ流し込んで鳥栖の勝利でしたが、
内容的には五分の、いい試合だったと思います。

しかし鎌田のスルーパスは良かったね。
速さとか鋭さじゃない、絶妙なタイミングとコース。
相手DFが足を出せず(出してもギリギリ届かない)、且つ、味方の走り込んだコースにピタリ合うパス。
菊原志郎を思い出したよ!




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