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ユヴェントス 1−3 バルセロナ
UCL/F
(15/05/30:オリンピアシュタディオン・ベルリン(ドイツ))


早々にバスサが先制するも、イケイケで2点目を奪いに行くようなことはせず。
左サイドで少し引いて受けるネイマールのキープとドリブル、
右サイドでメッシが前を向いて持った時の周囲の連動でもって
ポゼッションしつつ好機を次々に作り出すものの、
あくまで流れの中での出来事で、無理に仕掛けてカウンターを食うような真似はしない。

一方のユーヴェも、早々の失点で動揺してもおかしくない中、
落ち着いていて、まずはしっかり守るというプランを遂行……していたのだけど、
GKがブッフォンじゃなかったら最大0−3での折り返しもあったかもね…。
(慌てて前に出てたらもっとやられていたと思う)

そして後半。
引き続き前半のペースかと思われたユーヴェが、
50分辺りから急に前から圧力をかけ出し、程なく同点弾を叩き込む。
これは後半キックオフと同時に行かなかった駆け引きの上手さがあったように思うなぁ。
警戒していたであろうバルサに「まだ来ないか」と思わせておいての急加速。

しかし、ユーヴェはその後が良くなかった。

そのまま呑み込みに行ってしまうでもなく、
再度落ち着いて守備をがっちり固めるでもなく、
局面でフィジカルによるゴリ押しが効いてたこともあってか
何となくオープンな展開で時計を進めてしまった。

そして生まれるバルサの勝ち越し弾。
攻め切るのか落ち着かせるのかをハッキリしてさえいれば、
被カウンターでもなければ、メッシにもっとプレッシャーを掛けられていたと思う…。

前に出なければいけなくなったユーヴェは、
しかし押し込むところまでは行くものの、決定機創出までにはなかなか至れず、
逆に被カウンターによるピンチを度々招く。
前に出た以上は仕方ないことだけれど。
実際に決まったのはラストプレーだったものの、
いつ試合が決まってしまってもおかしくなかった。


ユーヴェは最初のピンチで早々に先制を許してしまったことが、やっぱり大きかった。
スコアレスで試合を進めて、機を逃さずにゴールしてのウノ・ゼロ。
勝つにはこれしかなかったと思うし、
1点取るためのチームとしての駆け引きは用意出来てたのに
それを追いつくために使わざるを得ない状況になってしまった……ということでは。



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