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日本 1−2 北朝鮮
東アジアカップ/第1節
(15/08/02:武漢(中国))

日本スタメン

_______川又_______
宇佐美____武藤_____永井
____山口____谷口____
春藤__槙野____森重__遠藤
_______西川_______

55:宇佐美→柴崎/72:川又→興梠/84:永井→浅野


武藤はF東京からマインツへの移籍を果たした武藤嘉紀ではなく、
仙台から今季浦和に移籍してブレイクした武藤雄樹。
遠藤はG大阪のヤットこと遠藤保仁ではなく、
湘南で若くして主将を務めるリオ世代の遠藤航です。

試合の入り方は良かった。
動けていて、定めていたハーフウェー付近という奪いどころで連動出来ていて、
サクッと先制もした。
前半半ばからは動きが落ちてきていたけど、
主にカウンターから好機は作れていたし、
序盤の日本の守備に戸惑ったのか、北朝鮮が勝手に攻めあぐねている感もあって、
「特別良くはないけど悪いという程でもない」という印象で前半を終えた。

後半は目を覆わんばかりの酷い内容だった。
放り込んでいくと決めた北朝鮮に対し、無抵抗の45分。
4トップ気味になった相手に対応する前に主導権を握られると、
・放り込む出し手に対してチェックに行けない
・DFラインは怖がって引いてしまう
・放り込みに何とか競り勝ってもこぼれ球を拾えない、
・時折拾えても繋げずに自分たちからボールを渡してしまう
・配置転換でアンカーを置いても配置上の場所に居るだけ(DFラインに吸収されて居ない場面も)
・終盤には、度重なる放り込みに対してスタミナもメンタルも切れたのか、競ることも出来ない
・声で、プレーで味方を鼓舞出来る選手も居ない

まったくお話にならなかった。


個人評。

特長ではない部分なので求めるのは酷という意見もあるだろうけど、
1)川又
彼に入るところでまったくボールが落ち着かない。
ある名古屋サポが「ラストパス以外出しちゃ駄目(苦笑)」と
試合中にツイートしてたけど、大袈裟じゃないと思えた。
ボックス内で左足に持ち替えたシュートは、右足で打って決めておかねばならない。
2)永井
ボールコントロールの拙さ以上に、判断の遅さよ。
足を活かしたカウンター…のハズが、
追いすがる相手が狙えるタイミングで味方に渡すという失態を2度。

もちろん、後半の内容はチーム全体の責任なんだけど、
及第点とは言い難い状況でありながらも
追い付かれる前に試合を決めることが出来たのは間違いなくて、
その機会を逸し続けたという点において、この2人はちょっと……。

3)谷口
前4枚のうち宇佐美を除いて足元やテンポのコントロールに期待できない中にあって、
山口と共にチームを落ち着かせて欲しかったのだが…。
ハリルホジッチが強調してたのだとは思うけど、
ちょっと縦への意識が強過ぎたよね。
で、それ以上に不満なのが、アンカーへ据えられてからの働き。
いや、働きとは言い難いね。
働けてなかったから。
CBと共に競るでもなく、
CBが競った後ろにカバーに入るでもなく、
アーク付近でこぼれ球を精力的に拾うでもなく。
まったく森重と槙野を助けることが出来なかった。



アギーレが坂井と皆川を呼んでいきなり起用したことを、
アジアカップ時やアギーレ契約解除時になって
「やっぱりあの人選は無かった」みたいなことを言ってたサッカーライターが何人か居たけど、
この北朝鮮戦を観たら、坂井と皆川を試した気持ちもわかるよね…。





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