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G大阪 0−2 広島
J1/2nd・第16節
(15/11/07:万博)



年間3位へ向けてマスト・ウィンのG大阪は広島対策の布陣。
井手口を起用して今野とボランチ、遠藤をトップ下に上げた4−2−3−1。
結論から言うと、これは特に奏功しなかった…と言うか、
遠藤が死んでしまって良くなかったと思う。
G大阪は以前にも明神を起用してトレス・ボランチで広島戦に臨んでいた
(そして奏功したとは言い難かった)
記憶があるんだけど…。

立ち上がり、前から奪いに行くG大阪と様子見の広島。
必然、攻勢となるG大阪の攻撃は左偏重。
ボールを預けられた宇佐美がパトリックや右から中央に入ってきた倉田を使いながら
(宇佐美がいいカタチで持つと遠藤が右に、倉田が中央に来る約束事があるようだった)
中央へ進出してチャンスメーク。
シュートまで持ち込む場面を作るも、これには次第に広島が慣れていく。

…と、書くと、宇佐美中心のいい攻撃が出来ていたように思うけど、
これは特別G大阪が良かったわけじゃなくて、
前述の通り広島がまずは様子見だったのと、
ドウグラスが時折サボるタイミングで宇佐美にいいボールが入っただけのことのように見えた。
宇佐美が中央に持って出た後に外を駆け上がった藤春は全然使われておらず、
倉田と入れ替わりで大外に構える遠藤が両手を上げてボールを呼ぶも、
宇佐美、パトリック、倉田の視界には入っていないのであった。
広島守備陣が待ち受ける中央に突進していくばかりのG大阪攻撃陣…。

とりあえずの様子見からG大阪のやり方を把握した広島は
パトリックへのロングボールを消しながら、
主に井手口から入れられる縦パスを引っ掛けだす。
受ける(引き出す)側の問題もあるだろうけど、井手口はちょっと奪われ過ぎたね…。

引っ掛けたあとはオートマティズムな広島のカウンター。
確実にG大阪ゴール前まで迫る。

引き分けか広島の勝利が妥当だな、という前半でした。

後半、ドウグラスのFKで広島が先制すると、
あとは広島お得意の展開。

G大阪は井手口に代えて阿部を投入。
遠藤を1列下げることで、バイタルに侵入した阿部にパスが入り(前半にはなかった)、
中央、そして阿部が裁くことでようやく右(米倉)の攻撃も出始めるが、
そこは先制した広島。
即座に対応して決定機を作らせず、
投入された浅野を含め緩急の利いたカウンターから
清水が中山雅史のようなシュートを突き刺して2点目を奪い試合を決めた。


G大阪は普通に戦えばいいのになぁ…というスタメンを見た時の感想を、
0−2となった時にも思ったのでした。


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