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流経大柏 0−3 市立船橋
全国高校サッカー選手権大会・千葉県予選/F
(15/11/15:柏の葉)



プレミアや今大会を通じて3バックと4バックを併用しているという市船が、
流経大柏対策を施しての3バックで試合に臨み、
その良さを80分封じ込めた上で、
前線の流動性や足元の技術を遺憾なく発揮して快勝……という内容でした。

4−4−2の流経大柏はとにかく前の2枚に当ててそこから…という狙いだったのだけど、
後方から放り込まれるロングボールに市船3バックがことごとく勝利。
こぼれたボールは重心を後ろに置いたボランチ2枚がすかさず回収して、
流経大柏に攻めのカタチをまったく作らせなかった。

完全に封じ込まれた前半を経た流経大柏は、 後半アタマから人と配置を代え(4−1−4−1に移行)、
監督からは「サイドから攻撃するように」との指示が出ていたそうだけど、
サイドを有効活用するようなボールの流れは皆無で
前半と変わらず放り込んでは回収される展開。
市船が受けに回っていたので事故的な好機は幾つかあったものの、
間違っても「崩せた」とは言えない内容。

守備面では3列目・2列目が4枚ずつのブロックを敷くも、
市船各選手のボールを受ける技術、パスを通す技術に翻弄され、
5人から6人の相手になかなか奪えない。
相手のシャドーとWBが自分たちのSBを代わる代わる突いてくることに対応できず、
局面での数的不利に陥ることもしばしば。

攻守両面において、試合を通してまったく修正出来なかったと言っても過言じゃないと思う。

正直、流経大柏がこの内容に終始したことが残念。
22番織田のロングスロー以外には見るべきところが無かった。
市船は確かに強かったけど…。


市船は、まず流経大柏対策が的確だったということがあるんだけど、
80分通してそれを実行した選手たちはやはり大したもの。

左から4、5、7の3バックは相手FWに仕事をさせなかったし、
WBは上下動と絞りをサボらなかった。
ボランチは(プレッシャーが無かったとはいえ)回収したボールをきちんと繋いでいたし、
前線の選手は仕掛けるタイミング、待つタイミングを心得ていた。

強いスわ。



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