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広島 0−1 川崎
J1/1st・第1節
(16/02/27:エディオン)


【広島】スタメン

_______佐藤_______
____柴崎____茶島____
柏___森崎和___青山_ミキッチ
___佐々木_千葉__塩谷___
_______林________


【川崎】スタメン

___大久保____小林____
狩野____________森谷
____大島____中村____
車屋__谷口____奈良_エウシーニョ
_______チャン______




川崎は守備時に4−2−4と変化。
守り方は下記の通り。
1)広島の後ろ4枚に前線を数的同数として最終ラインでの自由なパス回しを許さない
2)両サイドは縦縦(佐々木→柏)のパスも制限
3)中盤の2(大島と憲剛)で青山を見張る
4)降りて受けようとするシャドーは近い人間がケア
これにより、広島の攻撃を大幅に制限することに成功する。

これに対し、広島はいつもの広島。
最終ラインと青山を中心に丹念なパス回しで挑む。
まさに阿吽の呼吸でパスを繋ぎ、
サイドで柏(ミキッチ)が相手SBとの1対1に持ち込ませる場面を作るが、
その回数はさほど多くはなかった。
そんな中でも惜しいシュートシーンが数回あったが、
韓国代表での実績も十分な川崎の新加入GK・チョンが好セーブで立ちはだかる。

攻撃に関しては川崎もいつも通り。
大久保が引いて、狩野と森谷が中に入って、
ハーフウェー付近からバイタルまでの間でパスを出し入れしながら少しずつ相手を剥がし、
中央でのワンツーやサイドに叩いてSBが深い位置まで侵入してのクロスで
広島ゴール前へと迫る。
好機、決定機の数で言えば広島よりもだいぶ多かった印象だが、
広島も中央に人数を割いての守りの先に守護神・林が構えており、
川崎の得点を許さない。


時間の経過と両チームが交代で攻撃的な選手を投入する流れにより、
60分辺りからは広島は中盤が、川崎はサイドのケアがややルーズになるも、
試合の構図は変わらず。

川崎がカウンターから小林のゴールで終盤に先制、そのまま逃げ切ったが、
どちらに転んでもおかしくない試合だった。



FUJI XEROX SUPER CUPとこの試合を観て、
広島は戦術的なバリエーションを増やすことはせずに今季も臨むのだな、と。
流石に相手による研究が進んで更に試合が難しくなると思うのだが…。
例えば4−4−2に変えても、ボールを運べなくなるようなことは無いと思うんだよなぁ。
また、ローテーションとかコンディションなのかも知れないけど、
皆川はベンチにも居なかった。
それと、この試合の後半、ミキッチに集めて仕掛けさせる回数が増えていたんだけど、
ミキッチと車屋、中央に2歩3歩入ってのミキッチの左足クロス、
そもそもの今日のミキッチの右足クロスと、
柏(清水)とエウシーニョ、柏(清水)の左足クロスだったら、
断然後者だと思った。
…車屋を押し込んでおきたかったのかな。


川崎は、今日は上手く守備がハマッてたけど、
この4−2−4は広島用なので、
他クラブとの試合になった時の守備はまだわからないよね。
ただ、奈良と谷口は良かった。
それと、(わかっていたけど)狩野はいい移籍をしたね。



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