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【女子】日本 6−1 ベトナム
リオ五輪アジア最終予選(4)
(16/03/07:キンチョウ)


スタメン

____岩渕____高瀬____
大野____________川澄
___上尾野辺___川村____
有吉__田中____岩清水_中島
_______山下_______


交代:後日更新


立ち上がりから相手との実力差は感じらたが、
21分にベンチからの指示でポジションを入れ替えてからは
(上尾野辺が左SBに、有吉が右SBに、中島がボランチに)
日本の攻勢が更に強いものとなった。

ほぼほぼ、日本が試合を支配。

4−4−2でセットする相手に対し、
ボールを動かし、
バイタルに楔を入れてから中央で細かいワンタッチでのパス交換や、
SHないしは流れてきたFWを起点にしてのサイド攻撃。

ゴールラッシュは試合の最終盤まで待たなくてはならなかったけど、
幾度もの決定機を創出。

存分に「カタチ」が作れていたと思う。


試合を通して、主審の判定には首を傾けることばかりだった。
岩清水のPK献上シーンは筆頭だけど、
他にも競り合いの場面で日本のファウル判定に「逆だろ?」「ノーファウルでしょ」と
口にしてしまうことが何度も何度も…。




最終盤のゴールラッシュまで「何でそれが入らねーんだよ」と何度もアタマを抱えたのだけど、
これがこの大会のなでしこを象徴していると思う。
「何でそのパスが繋がらねーんだ」
「何でそこ一歩寄せねーんだ」
今まで出来ていたことが何故出来なかったのか。
W杯獲った時…いや、その少し前、北京五輪辺りからのなでしこだったら、
今日の「何でそれが入らねーんだ」が、ことごとく入ってたと思うんだよね。
この、入る/入らないの違いは何なのか。
こういう時に「原因を精神面とせず技術的戦術的なことに求めないといけない」という意見がよくあるけど、
俺は、一度頂点まで行ったチームについては、精神面の問題になると思ってる。
ノリオが率いたなでしこで言えば、
W杯を獲ったことで増加した自分たちに自ら課す重圧、
世界一なんだから勝って当たり前という(特にサッカーファンではない層の)空気、
同じ選手が出続けたことで蓄積されていった精神的疲労…。
それらが、今まで出来ていたことをここに来て出来なくさせたのでは、と。



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