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ナイジェリア 5−4 日本
リオ五輪/GL(1)
(16/08/04:アレーナ・アマゾニア(ブラジル))


日本スタメン

中島______興梠______南野
____原川______大島____
________遠藤________
藤春___塩谷____植田___室屋
________櫛引________

※交代は後ほど。


前半。
チーム全体が浮ついていた。
最後尾に3枚のナイジェリアに対し中島のポジショニングが半端だったこともあって
左サイド……中島、原川、藤春の間で選手をフリーにしてしまい、
いいように起点を作られた。
晒された1対1で、藤春と塩谷がナイジェリア選手のリーチや反転等に面食らっていた。
チームを鼓舞したり喝を入れたりする選手がいなかった。
ゆえに、あっさりと先制を許した直後にPKで追いついたにも関わらず、
試合を、自分たちを、落ち着けることが出来なかった。
ナイジェリアの守備がスカスカだったこと、
引いて受ける興梠と飛び出す南野のバランスが良かったこと等で
攻撃面では良い流れを作れていたが、
チーム全体で見れば「酷い内容」と言わざるを得ない出来だった。

後半。
そのままのメンバー、フォーメーションで臨み、
エンジンをかける前に突き放される展開。
4−4−2にシフトするも守備が改善されたとはとても言えなかった。
ボールの取りどころは定まらず、
ルーズボールも拾えず、
そして1対1ではやられ続けた。
試合当日、数時間前のブラジル入りという信じられないスケジュールのナイジェリアがヘロヘロになる中、
相手のミスでボールがこぼれてはくるものの、
圧力を感じていたのか、あるいは芝生の問題か、
(いずれも試合中に克服してプレーの精度を保たねばならないのだが)
日本も90分を通して雑な繋ぎに終始し、無駄な消耗を重ねた。

こんなんで勝てるわけないだろう。
後で振り返った時に、1点差に詰め寄れたことを「良かった」と出来るように、
GL残り2試合を戦わねばならない…。



4−3−3は中島と南野に負担がかかる並びだった上に、
後ろの選手からその負担を軽減する指示、カバーリングは無かった。
中島は途中交代し、南野は後半半ばから消えてしまった。

メンバー発表時の懸念が現実となった。
国際経験の少ない藤春と塩谷は相手の能力に驚き、余裕を失い、
チームを引っ張るどころではなかった。
特に塩谷は深刻である。
アテネの時の那須のようになってしまうかも知れない。




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