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オーストラリア 1−1 日本
W杯アジア最終予選(4)
(16/10/11:ドックランズ(オーストラリア))


日本スタメン

________本田________
原口______香川______小林
_____長谷部___山口_____
槙野___森重____吉田__酒井高
________西川________


82:小林→清武/84:本田→浅野/90+1:原口→丸山


前半。
守備時4−4−2セットでオーストラリアにボールを持たせておいて、
中盤で引っ掛けたら本田に当てて両翼が飛び出すカウンター。
オーストラリアのビルドアップが拙いこともあって、これが見事にハマる。
早々の先制後も、
「オーストラリアがこのままなら続けておけば危なげなく勝ち」
という展開で試合を進める。

後半。
開始と同時に前への圧力を強めてきた相手に、与PKから追いつかれると、
残り時間はずっとバタバタ。
4−4−2セットは押し上げることが出来ず、
前線とSHは足が止まり、
突き放すことも抗うことも難しい流れに。

最終的には丸山の投入で引き分けで終える道を選択。
何とか成就させるも、
ハリルホジッチ自身が試合終了直後のインタビューで語ったように
「勝ち点2を失った試合」となった。



選手個々のデキについては、特に言うことなし。
スタメンは与えられた役割を理解してまっとうしたし、
途中出場の3人も同様。


ハリルホジッチという監督は、
事前に相手チームを解析し、対策をスタメンに落とし込むことについては
本当に素晴らしい能力を持っていると思う。
しかし、
「自分たちのペースが落ちた時」「相手がやり方を変えた時」「劣勢になった時」に
配置転換や選手交代で流れを引き戻すことについては
かなりの不満が残る。

今日の試合で言えば、
追いつかれた直後から10分くらいの間に
「受けるな」「前から行け」「前半の通りにやるぞ」
「相手のSBが上がってきたウラを狙ってカウンターしろ」
という内容の指示を飛ばすなり交代でそれを伝えるなりということが
必要だったと思う。
(もちろんピッチ内の11人が自分たちで気付いて実行に移せるに越したことは無いのだが)
失点から程なくして本田、香川、原口、小林には疲労の色が見えてきていたわけで、
指示を伝えることと運動量の補填を同時に行う状況は出来上がっていたが、
交代は引っ張りに引っ張ってのものとなった。
引っ張ってる間、日本は押し込まれ続け、改善の兆しも見えていなかったのに…。

キックオフ前までの仕事は素晴らしいのに、
その仕事を試合中に行えないのは何でなのだろう。
冷静でいられない性質(たち)なのだろうか。 判定への怒りを隠そうともせず審判に詰め寄る場面が散見されるのは、
いくばくかの演技を含んでいるのではなく、
心の底から本気で怒っているということなのだろうか。
…わからない。

試合中に動けないのであれば、
想定されるシチュエーションごとにあらかじめ交代策を準備しておくことは出来ないのか。
前半のチームを見ていると、不可能ではないと思うのだが。





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