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【女子】日本 2−0 アイスランド
アルガルベ杯/第2節
(17/03/03:ベラヴィスタ(ポルトガル))
フジテレビ


スタメン

______横山__田中______
長谷川_____________千葉
_____宇津木__川村______
北川____熊谷__中村____鮫島
________山下________


※交代は後ほど



スペイン戦とは何だったのか。

前半は30分辺りまで完璧に近い内容。
攻守に連動があるから3列目の選手がいい仕事が出来る。
前の選手が相手を制限することで3列目でのボール奪取に繋がる。
パスコースが複数あり、テンポ良く回せるから3列目から効果的な配球が成される。
相手を押し下げているからクリアボールを3列目で回収して二次攻撃、三次攻撃が出来る。
宇津木と川村がしっかりと試合を支配し、
良い流れの中で左サイドから自在に動いた長谷川が躍動した。

互いのチームの選手交代や北川の負傷、
早めに前に入れてくるようになった相手のやり方等で
後半は守勢に回る時間が長くなったものの、
好機という好機は作らせず、
75分辺りから押し返せるようになると「らしい」パスワークで
相手ゴールに迫る場面も見られた。

決定機の創出とゴールはノリオ時代から続く課題だけど、
まずはこの内容が出来るということを示せたのは良かったのでは。

「何も仕込めていないのでは」との疑念を抱かざるを得なかった、
あのスペイン戦は本当に何だったのか。
アイスランドよりもレベルが上の相手だったのは間違いないけど、
それにしたって…。
謎は深まるばかりである。



宇津木。
コンディションがまだ整っていないらしく前半のみで退いたけど、
違いを見せつけたね。
試合前に流れたコメント映像もそうだったけど、
中心選手の自覚とスペイン戦で如実に足りなかったものへの理解が伺え、
また、その修正をピッチ内で示したことの素晴らしさよ。

川村。
宇津木と同様に素晴らしい働き。
後半、相手の勢いが落ち着いてきた辺りで攻撃でも守備でも中里に前へ行くように指示。
中里をより活かすと同時に、
守備ではボール回収を、攻撃が詰まった際の逃げ場としての役割を。

山下。
30分過ぎから続いた左からのクロス対応を含め、
全般的に危なげないプレイを披露。
良かったと思います。

岩渕。
4ヶ月ぶりの実戦ということなので、
まだまだコンディションや勘が戻っていないのだろうけど。
ドイツに渡って数年になるのに、
ボックス内や付近で相手に密着された時に、
それを上手く剥がしたり、あるいは踏ん張ってキープしたり、というのが
まだ出来るようにならないのは、ちょっと不満。
(岩渕であれば剥がすのが現実的かな)
終盤で「あ、今の横山だったら踏ん張って味方に繋げてたな」という場面が。

長谷川。
運動量と技術、身体の入れ方で大柄な相手にも五分近くに渡り合ったところ。
どれも素晴らしかったと思います。
2つのゴールは言わずもがな。

岩清水梓。
「プレイヤーズ解説」としてフジテレビ実況席に登場。
冷静で的確な解説が素晴らしかったです。
どこかのメディアさん、是非とも彼女と戸田和幸の対談を。
サッカーIQの高いものになること間違いなしですよ。





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