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讃岐 2−2 町田
J2/第2節
(17/03/05:pikari)
DAZN


讃岐スタメン
_____木島徹__原_______
渡邉______________仲間
______高木__永田______
西___エブソン__李_____市村
________清水________


町田スタメン

______戸島__中島______
谷澤______________森村
______井上__李_______
松本____藤井__深津___土岐田
________高原________





内容を鑑みて勝ち点3が相応しかったのは町田。
試合展開と状況を鑑みて勝ち点3であって欲しかったのは讃岐。
最悪ではないという意味で、勝ち点1を分け合ったのは良かったのかも知れないが…。

大まかな流れとしては、15分くらいまで、75分くらいまで、タイムアップまで、の
3つに大きく分けることが出来るかな。

15分くらいまで。
コンパクトな町田の守備に対し、
中盤で引っ掛かるのを避ける目的とラインを押し下げる目的とで、
サイド(主に右)へのロングボールを多めに用いる讃岐。
それなりの効果はあったと思うが、
上手く右奥でボールを持てた際にも効果的な崩しを行うことが出来なかった。

75分くらいまで。
徐々にポゼッションを強めていった町田がペースを握る。
長身の戸島が幅広く動き、長身の相手CBを避けてロングボールを呼び込んだり、
ショートパスを繋ぐ中で森村がタッチ数やパスの角度でアクセントを付けたりして
讃岐を押し込んでいく。
そして真骨頂のネガティブ・トランジションで
ボールをロストしても讃岐陣内で奪い返しての分厚い攻撃。
たまらない讃岐にファウルが増えると李、森村のセットプレーで
得点の匂いを漂わせる。

タイムアップまで。
正直言って、讃岐は町田を前にチームとして有効な攻撃を仕掛けられたわけじゃないんだけど、
町田の強度が落ちてきたことと
ビハインドで前に出なければならない讃岐の状況が重なった上に、
個のチカラがある讃岐の前線の選手の、いい意味での俺が俺がという感情が
上手いことシンクロ。
押せ押せで町田ゴールへと迫り、
アディショナルタイムに逆転弾を叩き込むという劇的な展開。
残り数分を凌げば…となったのだが。
松本が直接打っていれば、
あるいはしっかりシュートがミートしていれば、
讃岐の築いた人垣がゴールを阻んでいた可能性は高かったように思うが、
空振りしかねないような、何とか足に当てたシュートが力なく転がってゴールラインを割り、
このラストプレイで試合終了となった。



讃岐。
試合も終盤になってようやく2本くらい出たけど、
もっと早い時間から、コンパクトにした町田の逆サイドを狙って欲しかったなぁ。
高木がDHでスタメンだったのは、そのボールを蹴れるからだと思うんだけど。
チームとして有効な攻撃が出せなかったのは問題。
前節書いた「4−4−2(BOX)で行くなら、馬場、高木と木島徹、原は、同時に3人まで」は
北野監督もそう考えてるんじゃないかな。
そこでなんだけど、4−3−3はどうかな、と思う。
個人に目を向けると、引き続きエブソンへの不安が募った試合だった。
今日はめちゃめちゃサイドへ引き出されていた上にそこで潰し切れなかったケースも多かったし、
1失点目も、折り返しのあのボールに、触って欲しかったな…。
ビルドアップで頼りにならないのも気になる。
守備の安定か足元の改善か、どちらかは彼の成長でどうにかなって欲しい…。


町田。
今日の谷澤は全然駄目だったけど、
谷澤を活かすならもう少しアイソレーションしてもいいのでは、とも思った。
選手間の距離が近いことの良し悪し。
チームとしては、早くも完成に近いんじゃないかという印象。
試合終了まで強度を落とさないための采配、
点が欲しい時の「飛び道具」の用意と組み込み。
この辺が、今後は必要になってくるんじゃないかな。
(その意味では、谷澤はベンチスタートの方がいいと感じた)




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