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横浜FM 1−1 新潟
J1/第4節
(17/03/18:日産)
DAZN(※17/03/25夜中に視聴)


横浜FMスタメン
______ウーゴ・ヴィエイラ___
齋藤___ダビド・バブンスキー_マルティノス
______天野__中町______
金井___デゲネク_中澤____松原
________飯倉________


新潟スタメン

__チアゴ・ガリャルド_ホニ____
山崎______________加藤
______小泉__原_______
酒井宣_ソン・ジュフン_大野__矢野
________大谷________





試合としては
「個の力で上回る横浜FMが力押しでやや優勢も新潟の粘りの前に勝ち切ることが出来ず」
みたいな評価になるかなぁ。
ハッキリ言って、共に消化不良という感じだった。

横浜FM。
守備時は4−2−3−1でスタメン表記通りなんだけど、
攻撃時には天野が左IHに位置取り。
頑ななまでに降りてこなかったので、監督の指示なのだと思う。
で、これは良くなかったと思う。
組み立ては最後尾のテゲネクと中澤、
その1列前に左から金井、中町、松原。
主にテゲネクと中町でボールをやり取りしてたんだけど、
出しどころが全然見つからない。
金井と松原に受けるため、スムーズに回すための工夫が見られないし、
(天野のそれと同様、頑なに中町と同じ高さを維持していた。
 また、タッチライン際から離れることもなかった。
 そういう指示なのだろう)
せっかくIHを2人にしてるのにソン・ジュフン、中澤は足元に乏しく
中町の脇を抜いて縦に付けることが出来ない。
何となくテゲネクと中町で回して、
時折新潟が緩んだら齋藤とマルティノスに預けて、
あとは前5枚でどうにかしてください、という感じ。
ここで天野の高い位置取りが問題になってくると思うんだよね。
齋藤自身はあまり苦にしてる様子が無かったけど、
彼のカットインするコースに、天野が守備陣を引き連れてしまっているんだよなぁ。
それでもチャンスに繋げる齋藤は流石なんだけど、
逆に言えば、そこに相手守備陣が居なければ、もっとビッグチャンスになっていたハズで。
齋藤とマルティノスの突破、
ワンタッチで崩す時の天野のアイデア、
ウーゴ・ヴィエイラの狭いスペースで受ける能力と反転してゴールを狙う動き…。
それぞれ光るものを見せてはいたのだけど、
その回数を増やしたり、
個性を噛み合わせたりという部分で、
チームとしての意図が感じられなかった。
浦和に勝った第1節がTLでの評価が凄く高くて、
期待して観たんだけど…。

松原はサッカーつまんないだろうなぁ、と思いながら観てた。
マルティノスは持ち方もリズムも思考も独特で、
ハッキリ言ってSBを必要としてないでしょ、あれ(苦笑)
組み立てへの関与も制限されてるみたいだったし
(逆サイドで金井も同じようなポジショニングしてたから間違いないと思うんだ)
ただ自分のところに来たボールと選手から守るためだけにいる、みたいな。



新潟。
一応2トップスタートみたいな感じだったけど、
チアゴ・ガリャルドはフリーマン。
前線、サイド、中盤の底と幅広く動いて、叩いて、リズムを作る。
現段階では山崎との連携が比較的よく取れているようで、
2人が左サイドで絡むと可能性を感じた。
山崎が中央への姿勢を見せた時にタイミングよく酒井宣が上がって来られれば、
この左サイドは武器になり得るかな、と。
その一方で、相手を背負えるタイプでないホニが孤立しがちなのは気になるところ。
一瞬の速さを持っているのは得点シーンにも現れていたので、
彼がウラに抜け出すパスを出せる位置に、
誰かしら(チアゴ・ガリャルドが動いてその位置に居ない時にスッと入ってくる選手)が居て欲しい。
ま、SHの役目になるだろうね。
成岡辺り、ピッチ内に居ればやってくれそうな気はする。
チアゴ・ガリャルドが組み立てにも絡むので
当面、ボールは何とか前進させられるんじゃないかと思うので、
(そのうち彼は厳しくマークされるでしょう)
その先、ゴールするカタチの構築だね。
ポイントはボールサイドとは逆のサイドのSHじゃないかな。
チアゴ・ガリャルドが居なくなったスペースで受けてホニを使うとか、
チアゴ・ガリャルドが絡んだサイドからのラストパスをゴール前に飛び込んで仕留めるとか。
…こうして書いていてふと思ったけど、
かつてのマルシオ・リシャルデスくらいに、チアゴ・ガリャルドに依存することになるかもね。




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