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山口 1−0 讃岐
J2/第5節
(17/03/26:維新)
DAZN


山口スタメン
________岸田________
__和田____高柳____米澤__
______佐藤__小塚______
星_____福元__渡辺_____前
________山田________


讃岐スタメン

______木島徹_仲間______
______渡邉__馬場______
高木______永田______市村
_____李_エブソン_中島____
________清水________





途中でややオープンなカウンター合戦を思わせる時間帯はありつつも、
前半は基本的に山口がボールを握り、
志向するショートパスサッカーで中央突破を狙い、
讃岐はそれをしっかりと受けるという展開。
小塚のゴラッソに加え、
李が顔面にボールを受けて退場するというアクシデントはあったものの
(それに伴い原を投入した讃岐は4−4−2(BOX)へと移行)
想定された展開がそのまま表現された、
どちらにとっても「悪くはないけど」というものだったと思う。

後半。
山口が前半ほどにボールを握って押し込むことにこだわらなくなったことで
讃岐が攻勢の時間が長くなるが、
山口は慌てず騒がずブロックを形成し、
奪ってからはタテに速い攻めで讃岐を脅かす。
ビッグチャンスこそ少なかったけれど、
特に高柳のボールの引き出し方が秀逸で、
讃岐のファウルを誘いチームを休ませることに成功していた。
また、讃岐はポジトラの質が低く、
せっかく奪ったボールを効果的に繋げなかったのも山口を助けていた。
山口の選手を外して出したパスが、受け手からズレるシーンがあまりにも……。
終盤にはエブソン、中島を前線に出してパワープレイを試みる讃岐だったが、
ここでもボールの入れ方、競り方、拾い方がチグハグで
山口のゴールを脅かすことすら出来ず。

山口が90分を通して及第点、讃岐が後半に自滅…という試合という印象でした。



山口。
福元・渡辺、佐藤・小塚、高柳、岸田というセンターラインはなかなかの顔ぶれだよなぁ。
連携が熟成されて、且つ、サイドのどちらかは縦に単騎突破出来る選手が入れば
かなりの破壊力になると思う。
小塚の小気味い散らしは目立ってたね。
希望して山口に再度のレンタルみたいだけど、
SHとしての守備力が備わっているのなら(SHとして観たことないからわかんない)、
新潟でもスタメンでしょう。

讃岐。
最後尾からのビルドアップが相変わらず不安なのと、
今季、ビハインドで迎える後半がすべて選手のアイデア任せになってるのが
とても気になる。
前節の変則フォーメーションで馬場を活かしてたケースの方が
ビルドアップを仕込むよりも余程難しいと思うのだけど…。
左SBに入った高木をビルドアップに使えないのは急造ゆえだとしても
(西を前線に投入するくらいだから高木の左SBも練習してると思うんだけど…)
エブソンに集まってしまうボールとか、
最後尾からの前進のさせ方とか、
パワープレイの狙い目と役割の徹底とか…。
後半、原と木島徹の2トップで中央深い位置で受けられそうな流れが出来たのに、
そこに入れてからの展開がアドリブだったり…。
ある程度のベースが無いと、
人が、配置が、変わる度にアドリブ祭りになっちゃうよ。




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