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仙台 0−2 川崎
J1/第5節
(17/04/01:ユアスタ)
DAZN


仙台スタメン
________石原________
_______梁__奥埜______
永戸____三田__冨田____菅井
____石川直_平岡__大岩____
________関_________



川崎スタメン
_______長谷川________
______中村__小林______
登里___ネット__大島__ハイネル
____車屋__谷口__奈良____
_______チョン________



川崎完勝。

立ち上がり15分くらいは前から奪いに行った仙台に対して
川崎が少し受けるカタチになるも、
時間経過と共に試合が落ち着いて来ると、
後はほぼほぼ川崎のペースで試合が進んだ。

川崎。
フリーマンの中村を軸に、
相手を動かすショートパスと仕掛ける縦パスとが程よくミックスされた攻撃。
去年までの風間フロンターレのそれが、今年も健在という印象。
守備面については、今日の仙台が相手では何とも言えないな。
風間フロンターレでもこれくらいはやっていた。


仙台。
自分たちのベースとして今季は3バック、ということがあるんだろうけど、
川崎相手にミラーゲームをやるには、ちょっと個の能力差があり過ぎたかな。
かわされてしまうので対面の相手に厳しく行けない上に、
パスで置き去りにされてしまうので
前線でのネガトラを除いては囲みにも行けない。
2得点が生まれた小林の突破が顕著だけど、
より綻びが生まれやすい状況を作られて、突かれて…。
川崎の調子が良ければ5点くらい奪われていたかも知れない。
(今日の川崎は、たぶん普通)

でも、まぁ、守備面については相手次第で我慢出来ると思うんだけど、
攻撃面はちょっと根深いかなー、という気がする。
ひとつは、最後尾からのビルドアップが出来ないこと。
3バックの左右が開くカタチなのに、
中央で持った平岡にパスコースを作ってあげられていない。
特に三田なり冨田なりが助けてあげないと…。
今日に関して言えば、川崎の2シャドーが左右CBへのコースを切っていたのだから、
最初から三田がハッキリと降りてきて、長いボールでWBを走らせる等の解決策があったと思う。
もうひとつは、中央に全然ボールが入れられないこと。
まずはビルドアップ時点で苦しいというのは差し引いて考えなきゃいけないけど、
2シャドーを採用しているにも関わらずここまで中央に入らないのでは厳しい。
梁、奥埜がDFを背負えるタイプではないにしても、
もう少し中央で我慢させるか、
最初から石原をシャドーで使うか…。
(石原は降りてきて受けようとはしていたけど、
 組み立ての苦しさからか降りすぎる場面が散見された)
左サイドにタイミング良く入って、
永戸、三田、石川直が絡んだ時には可能性が感じられたけど、
引っ掛けられた時に石川直が置き去りになると失点危機に直結するわけで、
やはり中央を使うことによるリスク分散は不可欠。
重要な改善ポイントだと思う。

それから、気になったのは渡辺監督の采配。
選手の特性から考えて菅井を蜂須賀に代えたところで事態が好転するとは思えないし
(それどころか、永戸のクロスにファーから菅井が飛び込むというカタチも失くなってしまう)
にも関わらず、蜂須賀は何か(彼自身に&チームとして)策を授けた様子が無い。
クリスラン投入後に放り込みを意識しなかったのもわからないし、
金久保を投入してもやはり放り込みが無かったのは…。
(金久保はセカンドボールを拾うためにシャドーに投入されたと理解したのだけど、
 そもそもセカンドボールが発生する状況を生むプレイが無いという…)






いい意味で気になった選手。

川崎は長谷川。
昨季CSの鹿島戦でも感じたんだけど、
ボールを持てる選手にありがちな足元でもらいたがる傾向がなく、
ウラ、スペースへの意識がきちんとある。
家長が1トップに入った川崎を観ていないので想像でしかないが、
たぶん、家長よりも川崎のスタイルにハマると思う。

仙台は永戸。
なかなかの走力があって、左足クロスは鋭く、
ドリブルで中央に入ったり人に当てて更に飛び出す動きも。
三田らとの絡みからクロス、
それを石原やクリスラン、菅井が仕留める…というシーンが、
今後見られるのではなかろうか。





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