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甲府 0−0 磐田
J1/第10節
(17/05/07:中銀)
DAZN
甲府スタメン
______河本__ドゥドゥ____
______田中__小椋______
________兵働________
阿部__リマ__畑尾__新里__松橋
________岡_________
磐田スタメン
________川又________
______松浦__中村俊_____
宮崎___ムサエフ_川辺____櫻内
____森下__大井__高橋____
______カミンスキー______
互いにしっかりとした守備をベースにした似たベクトルのチームながら、
守備、カウンター、遅攻……あらゆる面で
甲府の完成度が磐田のそれよりも上回っていたな、という印象。
(ただし、同じベクトルの中での攻撃的/守備的のような幅については
格段に磐田の方が持っていると思う)
だからこそ、10人になった磐田に対しての拙攻が悔やまれるね…。
磐田の、特に中盤3枚の頑張りは褒められるべきだけど…。
(特に川辺は守りながらも攻撃時には甲府のボックス内まで走り切っていた)
甲府。
前節までの試合のスタメンを見ながら抱いていた
「個性がマッチした並びだなぁ」という印象が、確たるものに変わった。
前に飛び出せる選手、ボール狩り/後方ケアの出来る選手のIHコンビと
中盤の底にコンダクターという3センター。
WBはクロサーとスピードで縦に単騎突破出来る香車。
2トップはもちろんカウンター適正の高い選手…。
一昨年の柏、昨年の新潟を指揮していた吉田監督が
きっちり堅守速攻に割り切ったチーム作りが出来ていて、軽い驚きである。
監督としての成長なんだろうけど、
「あの柏は、あの新潟は何だったのか…」と言いたくなるよ(苦笑)
遅効でも両WBの特性を活かすことがチームとして意識されていて、
(それは、被カウンターのリスク対策にもなっている)
これは残留争いに絡まないで済みそうだな、と。
選手で強く印象に残ったのは、阿部と兵働。
阿部は相変わらずJ屈指のクロサーであることを示していたと思うし、
兵働は、大分と水戸を経て再生してきたな、と。
見事なコンダクターぶりだった。
(磐田が10人になってから、チームはもっと兵働に預けるべきだったよね…。
近いところでのパス交換と同サイドからの崩しは、磐田の守備をラクにさせてしまった)
磐田。
3バックと4バック、そして両翼の選手の使い分けは相手を見てのことなのかな。
今日のスタメンだとカウンターの迫力は出づらかったように思うし、
実際に出てなかったな、と。
これについては後半勝負と見ていた可能性もあって
(アダイウトンと太田の連続投入)
退場者が出たことでプランが崩れたのかも知れない。
ただ、このスタメン(2シャドー)だったというのは、
おそらく、自分たちがボールを握った時に出来ることの幅を広げたいんだろう。
今日は甲府相手に松浦が全然ボールを引き出せなかったし、
上手く行かなかったわけだけど、
選択肢を持つべくこのトライが出来ること、していることが、
現時点での甲府との完成度の差として出ている、ということだと思う。
前節までの勝ち点がもっと少なかったら、
違ったスタメン……よりカウンターを意識した構成……になっていたのでは。
ま、スタメンの構成がどうであれ、
川又にはもっと中央でボールを引き出す、受ける、収める動きを磨いて欲しいです。
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