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ユヴェントス 1−4 レアル・マドリード
CL/Final
(17/06/03:ミレニアム(ウェールズ))
フジ



とんでもないハイペースの前半は互いにやりあっての1−1。
試合の強度が若干落ちた後半は流れを掴んだレアルが
攻め倒してユーヴェを崩壊させた。

そういう感じの試合でした。



前半は、ホント、別の惑星のサッカーの試合って感じだった。
あまりに速い思考、ボールの動き、人の動きと
それを成立させる知性、テクニック、フィジカル…。
共に普段から観てるチームではないという点を差し引いても、
人の並びやチームとしてのやり方を把握するのに時間がかかった。

しかし、試合を終えた今にして思えば、
あの前半こそがユーヴェがレアルに対抗し得るための
唯一の手段だったのかも知れない。

そう思わせてしまう後半の内容。
ユーヴェをして受けきれない、波に乗ったレアル。
ユーヴェほどのチームでも、試合中に脆さが出てしまうことがあるという事実。

体力的に前半の継続が無理なのは道理として、
では一度ペースを落とさなければいけない後半において
戦術的な部分に問題点を見出すとすれば、
守備面でイスコをあまりに自由にし過ぎたということ、
攻撃面では前線でボールを収めるすべを失ったこと。
……この2点かなぁ。

自由を謳歌したイスコは自在の仕掛けとマルセロとのコンビネーションで
左サイドをズタズタにした。
モドリッチとクロースで右寄りに寄せておいてからの左サイドイスコ+マルセロは
凄まじい破壊力だった。

ユーヴェが前線にボールを収められなくなったのは、
全体が一度受けに回ったことで後方から前線への距離が出来たこと、
それによりイグアインらへのサポートが前半よりも弱くなったことで
レアルのDF陣が比較的余裕をもって構えられたのが要因かな、と思う。
前半は躍動したディバラも、後半はサッパリだったしね…。



(もちろん全員半端なく凄いんだけど)
モドリッチすげーなぁ、と思いながら観てた。
組み立てに顔を出し、お膳立てもし、
適切なタイミングで最前線に飛び出して決定的な仕事も。
ハードワークしながらもブレない技術とパスセンス。
プレイするさまの優雅さ(笑)
…柏木陽介くん、今からこのレベルに達しませんかねぇ。
(柏木の最上位互換がモドリッチだと思う)

テディラに関して「守備をするメッシになるかも」という評をTLで見たのだけど、
前半はその可能性の一端を示していたと思う。

C・ロナウドが役者過ぎて笑う。
サカつくで「大舞台に強い」が確実に付くやーつ(笑)

クアドラードは、ねえ…。
まぁ、大勢に影響は無かったと思うけど、
士気を下げてしまうし、単純にカッコ悪いよねぇ…。




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