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千葉 4−3 讃岐
J2/第22節
(17/07/08:フクアリ)
DAZN


千葉スタメン
清武_____ラリベイ_____船山
_____町田____羽生_____
________熊谷________
乾_____キム__大久保___北爪
________佐藤優_______



讃岐スタメン
_______原__馬場______
仲間______________渡邉
______山本__永田______
武田____中島__岡村____市村
________清水________



90分を通して互いの狙いがよく出た試合だった。
その中で、攻撃のバリエーションで讃岐の守備を上回った千葉が、
壮絶な打ち合いを制した。


千葉。
4−3−3でしっかりと幅を、それも高めの位置で使えていて、
且つ、中央で人がダブつくことも無くなっていた。
WGを起点にSBが追い越すカタチ、
WG、IH、SBで回しながら突破を図るカタチ、
そして後半に奏功した(讃岐がまったく対応出来なかった)
サイドからやや後方のハーフスペースに戻し、
そこからファーへクロスというカタチ…といったバリエーションに、
CFラリベイや逆サイドのWGらが飛び込んでいく攻撃は
3−3−2−2で中央にあらかじめ人が居るよりもダイナミズムがあっていいと思う。
守備面では相変わらずのハイラインで今日は讃岐にやられていたけど、
最近では「次善策」としての徹底守備も行ってるらしいので、
その使い分けがハマれば、もっと上位を伺えそう。
印象的だったのは清武。
ここまでいい選手だったっけ?
プレーヤーとしてのタイプは日本代表である兄・弘嗣と同じで、
ゆえに、兄との比較からこじんまりとした印象を受けていたのだけど、
今日のプレイは素晴らしかったな。
ワンタッチで叩くタイミング、叩く先の判断や、
ドリブル、クロスに加え、クロスに入っていく動きまで。



讃岐。
4−4−2セットからハイラインのウラを狙うカウンターに加え、
遅攻になった際には敢えて一度ボールを下げて、
千葉が押し上げたスペースを狙うという、
徹底的なウラ狙い。
これを完遂し、前半は中央を閉めながらサイド攻撃にも粘り強く対応し、
きちんと得点にまで結びつけていたのだけど…。

1失点目、3失点目については、確かに判定に言いたいことはある。
だけど、2失点目、4失点目は自分たちの責任。
千葉のところで書いたけど、
後半繰り出されたサイド起点の攻撃の3パターン目に対し、
まったく対応出来なかった。
ここは大きな反省点。
なまじ一度勝ち越してしまったことで(こちらの2得点目)、
中盤の選手が後方への意識を強めてしまったのかなぁ…。
(そして、一度前へ出られなくなった足は、再び前へ出ることは無かった……ということか)

少ない好機をモノに出来ていたのはとても良いことだけど、
あくまでもちょっと特殊な千葉を相手に、その対策の中で成し得たこと。
今日の3得点をもって「リーグ戦後半はガンガン行けるぜ」と
思わない方がいいと思う。
馬場と木島徹のはゴラッソだったし、
高木もまさかの右足ゴールで
どれも高まるものだったけどね…。

選手個人の話をすると、
これまで及第点を続けてきていた中島に対して、
だけどやっぱり(4バックでの)スタメンにはまだ届かないな、という印象を抱いた。
ちょっと、ゴール以外にもラリベイにやられ過ぎていたね…。
あれを封じられるようになれば、スタメンなのだろう。


今日はスタメン4バックを見てびっくりしたんだけど、
エブソンは怪我で欠場という話を聞いて、少しだけ納得。
中島と岡村はたぶん練習時にサブ組として組んでいて、
エブソンは欠場により「セット」で抜擢したのだと推察する。
左がスタートから高木でなかったのはわからないけど、
西でなく武田だったのは、西は前線に入れてウラに走らせるために温存したのだろう。
(結局出番は回って来なかったけれど)



しかしまぁ、凹みましたわ…。
せめて、本当にせめて、勝ち点1は欲しかったよ……。




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