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ベルギー 1−0 日本
国際親善試合
(17/11/14:ヤン ブレイデルスタディオン(ベルギー))
テレビ朝日


日本スタメン
原口______大迫______浅野
____井手口____長澤_____
________山口________
長友____槙野__吉田___酒井宏
________川島________


61:長澤→森岡/68:浅野→久保/73:大迫→杉本/78:原口→乾/86:酒井宏→酒井高


こういう試合をドローで終えられれば、上への展望が開ける。


縦にいいパスを入れた時の全体の「前へ」という圧力、
アタッキングサードに入るところで一度サイドに開く幅の使い方、
局面の身体の強さ・使い方なんかは「流石」と思わせたけど、
それでも、ベルギーはブラジルのような異次元の存在ではなくて、
この試合の敗戦も「力押しに屈した」という表現になると思う。

日本は20分くらいまでは前から狙い通りに守れていたけど
(日本の4−3−3は3バックによる組み立てのチームには割ときちんとハメられると感じる)
徐々に全体が押し込まれ、
奪い切れずに剥がされたり、
一度サイドに振られたところから守備組織にズレが生じたりで
危ない場面を作られた。

だけど、川島の好セーブ数本を含め、これくらいのやられ方というのは
対一流国においては全然想定の範囲内。
むしろ、よくやってる方。
(GKの好セーブは前提になってしまうのが現実だよねー)

交代枠ゆえのがちゃがちゃなんかもあって
ドリブルで翻弄されてから失点してしまったけど、
まぁ、守備面は及第点じゃないかね。


むしろ問題は、攻撃面。

狙い通りの守備が出来ていた時間帯は、
奪ってから右サイドで浅野のスピードを活かす攻撃が機能していたけど、
以降はパッとしなかった。
長澤なんかはボールの回りを良くしていたけど、
原口は守備にも全力であるがゆえかキレもパワーもあまり感じられず、
山口はパススピード、狙いどころともに国際レベルに無かった。
大迫がアジア相手ほどに勝てないことを織り込んだ上で、
もう少しどうやってボールを循環させるか、前に急げない時に落ち着いて保持するか、は
詰めていかないといけない。
(ハリルホジッチへの批評によく聞こえてくる「何でもかんでも縦に急ぎ過ぎ」は
 こういう相手になるとなお際立つね)




長澤はとても良かったと思う。
次も呼ばれるでしょう。
森岡は自分の後ろにボールがある時の守備をもっと考えて。
山口はもっとやれるでしょう。
杉本は、やっぱり身体張ってくれる人が近くにいてこそだな、と思う。
C大阪みたいに主導権とボールを握れるチームでならともかく、
W杯を戦う日本において、頼れそうな気がしない…。

酒井宏、川島、槙野はこの2試合とても良かった。
槙野は「相手が強ければ強いほど燃えていいプレイが出る」みたいなものがあるのだろうか。




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