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【女子】日本 3−2 韓国
E−1選手権(1)
(17/12/08:フクダ(日本))
フジテレビ
日本スタメン
_____田中美__岩渕______
長谷川______________櫨
_____宇津木__阪口______
万屋____鮫島__三宅____大矢
________池田________
※交代は後ほど
基本的には、90分を通してやや韓国の試合だったと思う。
そして、そうなった要因として、
「雨のピッチと日本選手の踏み込む力の弱さ」と、
日本の起点の作り方(と韓国の対処の仕方)が挙げられると考える。
まずは前者から。
攻守の切り替えの際の、両ゴール方向への方向転換を、
「ぐっ」と踏み込んだ一歩で行えていた韓国の選手に対し、
日本の選手は、一歩では体を支えきれずに方向転換に更に半歩を要した場面が目立った。
これにより、切り替えやこぼれ球に寄せる最初の一歩で遅れを取り、
韓国にボールを良い状態で持たれる、セカンドボールを拾われるという現象が起きていた。
ゆえに、90分を通して韓国優位の時間帯が満遍なく続いていた。
そして後者。
この試合の日本は、
ボックス幅よりも狭くアーク幅よりはやや広い中央のゾーンに起点を作ることに
ずっとこだわっていた。
そこで岩渕なり田中美なりが収めて、
行けるようならSHも絡んで最短距離の中央突破、
難しければ同サイドのタッチライン際に叩いてのサイド攻撃
…というパターンだったのだろう。
これが、韓国の4−1−4−1にハマッてしまった。
起点を作ろうとする選手に対し、
常にIHとアンカーが近い場所に居るので、
簡単に囲まれてしまい、思うような展開に持っていけない。
潰されるのがわかっているからCB、DHもそこへ付けることを躊躇いだし、
その結果、リズムよくボールを回すことが出来なくなる。
この2点が、苦戦した大きな要因だったように思う。
前者はさておき、後者は試合中に修正しようと思えば出来たと思うのだけど、
あえてやらなかったのか、気付きがなかったのか。
高倉体制になってからは観られない試合も多くて、
どの辺まで我慢して続けてるのか、
選手の特性をどう組み合わせようとしているのかみたいな部分が
いまもってあんまり掴めてないのだけど、
(鮫島のCBには驚いた。
どういう流れでこの起用の決断に至ったのか)
試合終了直後のインタビューを聞く限りでは
もっとボールを握って攻撃を仕掛けられる展開を想定していたようなので、
後者については「ここで全部潰されるようじゃ駄目、読まれてても掻い潜れ」くらいに
考えてたんじゃないかな…。
(と、ポジティブに捉えたい…)
実際、天候とピッチ状況が良好であれば、
(特に長谷川が絡むピッチ左寄りでは)パスで振り回せたような気もするし、
耐える時間も半減したんじゃないかと思うんだよなぁ…。
(かなり楽観的な考えだとは思うけど、やれたように見えたんだよなぁ…)
(まぁ、でも、雨だと能力が下がるようなことではいかんよね)
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