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流経大柏 0−1 前橋育英
高校サッカー選手権/F
(18/01/08:さいたま)
日本テレビ



前線のタレントで前橋育英が上回っていて、
たぶん流経大柏の本田監督もそこは認めざるを得ないところで、
だから10飯島番としての20三本木スタメンだった。

ある意味での、試合開始からの「スクランブル」。

結果として中盤を1枚削るカタチになった流経大柏。
10菊地、4宮本(優)の無理によって
かろうじて均衡を保ちながら試合を進めていくも、
徐々に形勢が傾いていく。

ジリ貧が見える試合展開で本田監督が打った手は、
「更なるスクランブル」。
4−3−2(+1)の布陣から、
両翼が中盤守備を助けながらの4−2−3(+1)へシフト。
前に人を残しカウンターへ転じる力にしようとするも、
しかし、ここで前線に使われた3人は前橋育英のDFライン4人に対して
それぞれが個の能力で見劣りし、 3人での連動もならなかったことから、
結果として脅威とは成り得なかった。

攻め手が無い中で必至に耐える流経大柏。
80分の前橋育英右CKからの一連のシュートブロックは感動的ですらあったが、
後半ATに力尽きた。



流経大柏は先制して逃げ切るしか勝つ道は無く、
前半に2つあった惜しいシーンを逃してしまった時点で、
この結果は決まっていたと言えるかな…。

しかしまぁ、凄い緊迫感の試合でした。





流経大柏で目を引いたのは、
10菊地。
ボールを奪い切るようなタイプじゃないけど、
低く構えてもポジショニングで守りに貢献出来て、
走れて、技術とアイデアもある。
20三本木。
完全に前橋育英10飯島を封じてみせたし、
後半途中からは右サイドもケア。
決定的なシュートブロックも2本あり、
求められた役割は完遂。

前橋育英で目を引いたのは、
14田部井涼。
準決勝で十分に良いプレイをしていた23秋山をベンチに回しての出場は
流石は「3試合ぶりに帰ってきた主将」だった。
双子の兄である9悠とタイプ的には似ていて、
派手さは無いけど止める・蹴るがしっかりしていて判断が良い。




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