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金沢 0−1 新潟
J2/第2節
(18/03/04:石川西部)
DAZN



金沢スタメン

___マラニョン__佐藤______
杉浦______________清原
______大橋__梅鉢______
沼田____作田__庄司____石田
________田尻________



讃岐スタメン

________原_________
重松______我那覇___佐々木匠
______岡村__永田______
アレックス_麻田__パク____武田
________清水________



柳下監督が「自滅」と評した内容は、
北野監督が「耐えるところは耐えた」とした讃岐の守備と
特に前半の、攻撃面でのある種の割り切りがもたらしたと言えるかも知れない。
また、ピッチ上空を舞っていた風の悪戯を感じた試合でもあった。



金沢。
人数をかけて繋ぎながらサイドを攻略していくサッカーが狙いで、
前半はそれが一定以上表現出来ていたと思う。
あとはコンビネーションの精度とか、緩急といったところになってくるか。
後半に入ると、風上に立ったことと讃岐が森川を投入したことが影響したのか、
前半には出来ていた後方からの繋ぎが雑になり、ロングボールが増えてしまった。
このロングボールは狙いを持ったものではないので、
自らボールを手放すことになりリズムを悪くした。
梅鉢なり大橋なりが、もっと最終ラインを助けてあげることで
チーム全体の繋ぐという意識を保つべきだったのでは。
終盤はホームでビハインドという状況もあって両サイドから押し込み、
沼田の左クロスなどもあったが、中が垣田1枚では苦しかった。
山崎はいい選手だけど、ビハインドでクロス祭りの時に前に置いておく選手じゃないよな…。
後方でクリアボールを拾うタスクを与えて、
庄司なり藤村なりを飛び込ませた方が迫力を出せたと思う。

前半表現できていたことで1ランク上に行くために、
後半の良くなかった時間を短くするために、
試合をコントロール出来る、テンポに影響を与えられる選手が欲しいとことろ。
おそらくは大橋と藤村がそれを期待されてるのだろうけど…。




讃岐。
試合前からある程度は意識していたと思うんだけど、
先に風上に立ったことと奪ったあとに繋げなかったことで、
前半の半ばから「原めがけて蹴る」「遠くからでもシュートを打つ」という
割り切りが出来たのだと思う。
そして、それが奏功した。
守備面では、金沢の人数をかけたサイド攻撃に対して、
守備時4−4−2の後ろ8枚が概ね上手くスライド対応出来ていたし、
森川、鈴木を順次投入して前線守備の強度担保も成功した。
耐えるための施策をきちんと打って、遂行出来たと思う。

本当の本当にやりたいことは、
前節(新潟戦)で見せた前4枚の流動的な崩しだったりすると思うんだけど、
そういうサッカーが出来ない中でも
試合展開に則したサッカーを見出して、やりきれて、しかも勝ちまでついて来た。
大きいよ、これは。

早い段階で勝利という結果を得られて本当に良かった。
成功体験こそが自信になる。
ましてや若い選手が多いからね。

理想を言えばキリがなくて、
例えば守備においては、
インターセプトを狙って入れ替わられる場面が散見されたのが気になるんだけど、
縦パスに対して前で奪おうという積極性の裏返しと解釈しておく。
この姿勢は維持しつつ、奪いに出る判断の精度を上げて行って欲しいね。




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