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【女子】日本 0−2 カナダ
アルガルベカップ/順位決定戦(5位or6位)
(18/03/07:ベラビスタ(ポルトガル))
フジ
日本スタメン
______岩渕__菅澤______
長谷川_____________中島
______隅田__阪口______
鮫島____市瀬__熊谷____有吉
________池田________
※交代は後ほど
引き分けが妥当な試合だったと思うけど、
そこに持ち込めないのはチーム構築の過程だからなのか、
あるいはそういうチームなのか。
「なでしこ」の愛称を得る少し前から佐々木則夫体制の終盤までの女子日本代表は、
こういう試合を、これよりも厳しい試合を、
我慢して拾うことが出来るチームだった。
大会を通じて言えるんだけど、失点が安い。
安過ぎる。
プレイを止めてしまった1失点目は論外だし、
前半まるっと戦って相手のスピードはわかっているハズなのに
突つかれて、逃げようとして追いつかれてという2失点目…。
先制後にハーフウェー付近を最前線としたカナダの4−4−2セット。
2トップが日本のDHへのパスをケアすべく中央を締めると、
途端にボールが運べなくなってしまった。
SBに預ければ鋭い寄せを見せる相手SHの前に再びCBに戻すだけ。
自分たちへのパスコースを塞がれたDHは工夫なく相手2トップの影で漂うのみ。
後半半ば、多くの選手交代と疲労でカナダがルーズになるまでは
菅澤が相手を背負って長いボールを受けることでしか
前進する手段が無かった…。
カナダは、守備はともかくとして、
攻撃においてはオランダほどのオートマティズムや個の活かし方は持ち合わせておらず、
たぶん当人たちもそれをわかっていて、日本に「持たせていた」んだけど、
日本はあまりにも漫然と持たされていた。
…失点の安さと同様に、なかなかに根深い雰囲気だったなぁ。
声で鼓舞するでもいいし、
少し無理目なプレイで打開の糸口を探るでもいいんだけど、
「変えなきゃ。変えるんだ」というのが、全然見えないんだよなぁ…。
プレイで変えるという面で阪口に期待したいところなんだけど、
正直、澤と宮間が去ってからこっち、
それが期待出来そうな雰囲気を感じたことが無い。
宇津木が声で活を入れる、激しい守備を見せる…ということになるのかなぁ。
(この大会ではコンディション悪かったのかな?プレイタイムが短かったよね)
岩渕は、現状、下記2点での起用がいいと思う。
1)日本の方が少し上回ってる相手
2)試合終盤、相手守備陣がコンパクトネスを保てなくなってきた時間
ウラ抜けもポストプレイもこなす田中美南、
相手を背負ってボールを受けられる菅澤、
ドリブルでかわせない時にも身体の強さでキープ出来る横山。
彼女らと比べて、前線で起点を作るという面で落ちるので、
スタメン起用は妥当ではないのでは、と。
清水は、足、大丈夫かしら。
この大会の大きな収穫と言える存在だったが…。
市瀬。
デンマーク戦でのDH起用よりも遥かに余裕が持てたこの日のCB起用でも、
ボールを持った時のあたふた、判断と技術のミスが同じように見られたのはちょっと残念。
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