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讃岐 1−2 水戸
J2/第3節
(18/03/11:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________原_________
重松_____佐々木渉___佐々木匠
______高木__永田______
荒堀____麻田__パク____武田
________清水______



水戸スタメン

______岸本__ジェフェルソン_
木村______________黒川
______小島__白井______
ジエゴ___福井__細川____田向
________松井________



整備されたサイド攻撃を貫いた水戸と、
その阻害も、自分たちが意図した攻撃も出来なかった讃岐。
五分に近い内容に見えた試合でありながら、
現時点でのチームの完成度という点では開きがあったように思う。



讃岐。
佐々木渉の起用は、
後ろから繋いで人とボールが動く攻撃を志向していることの表れだと思うのだが、
ロングボールの応酬で始まった堅い立ち上がりはともかくとして、
その後も意図した攻撃が出来なかった。
アレックスに代わってのスタメンとなった荒堀は守備面では破綻なくプレイしたが
やはりビルドアップの面ではやや劣る。
(その代わりに上下動の速さでは上回るが)
パクと武田はそこに特徴が無いのはわかっていたし、
水戸の2トップは讃岐の最後尾によくプレッシャーをかけていた。
この状況では「蹴る」ことが選択されてしまうので、
佐々木渉にとっては気の毒であった。
よって、今日のデキだけで評価を下すのは問題があるだろう。

また、後半の半ば以降はチームが思い切り間延びした上に
全体としてプレイが雑になってしまった。
讃岐のようなチームはここで走り勝てないとなかなか厳しいし、
考え方としてはスペースが出来るこの状況で
ボールを落ち着かせる技術のある選手を投入して試合をコントロールする、
というのもアリじゃないかな。
(木島と佐々木渉の出番が逆になっていたら?という妄想)

前々節の新潟、前節の金沢も4−4−2からのサイド攻撃を志向したチームだったと
ざっくりと言えると思うのだが、
水戸は、その練度が2ランクくらいは上だった。
讃岐としては、前々節、前節以上のケアが必要だったのでは。
具体的には、インナーラップしていく選手に対して誰が付いていくのか
あらかじめ決めておくとか。
(黒川や、2失点目の時の宮本など)

個人的には、追いついた後は「引き分けでいい」と感じていたので、
サイドでボールを持った相手選手に対して
奪いに行く守備が散見されたのには考えてしまった。
(厳しい見方をするけど、2失点目も荒堀が奪いに行って剥がされたところから始まっている)
これは、前節の時に「インターセプトを狙って入れ替わられる」ということと同じ問題なんだよね。
積極性と解釈して、精度を上げてくれるよう願うしかないのかな。

攻撃したい、攻撃の時間を長くしたい。
そのためにはボールを持たなくてはならない。
ミス待ちの守備じゃなくて奪いに行かなくては。
まずは行く。
トライする習慣をつける。
その後、行くか否かの見極めを出来るようにしていく。
…ということなんだろうな、と。
シーズン終盤でも繰り返されてたら、冷静に文章書いてられないと思うけど(苦笑)

メンバー表の提出時には岡村スタメン、高木ベンチスタートだったのが
試合開始15分かそこら前にひっくり返ったのは何だったのか。
普通に考えればアップ中に岡村が負傷ということなんだろうけど、
当の岡村は後半アタマから出てきて普通にプレイしていた…。
ルール上オッケーなのか?という話だし、オッケーだとしてもモヤモヤが残るよね。



水戸。
身体の強い2トップに後ろから当てるカタチも少し織り交ぜつつ、
基本は人数をかけてのサイド攻撃。
ボールの動かし方、人の動き方がよく整備されているな、と感じた。
いきなりサイドに付けるパターンもあるし、
SHやFWがひとつ内側(ハーフスペース)で受けてからサイドを伺うパターンもある。
特に木村は嫌な位置で受けてシンプルに捌いていた。
左SBのジエゴは今節が初先発だったそうだけど、
彼は単騎突破もあるし、いいんじゃないかな。
特に前半、DFラインがかなり高かったのも印象的。
2トップの献身的なチェイスにしっかり連動出来ていたよね。
凄くよく収まるCFや追いかけっこに強いFWが相手に居た時にどうなるかは気になるけど、
サイド攻撃と同様に、
前から圧力をかけていくというチームとしての守り方が整備されていると思う。




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