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讃岐 1−2 大分
J2/第6節
(18/03/25:Pikara)
DAZN
讃岐スタメン
________原_________
重松_____佐々木匠______西
______岡村__永田______
アレックス_麻田__パク__佐々木渉
________清水________
大分スタメン
________林_________
_____後藤____馬場_____
星_____宮阪__丸谷____松本
____福森__鈴木__刀根____
________高木________
0−0で、1−1で、自分たちの狙う攻撃を表現して
きちんとゴールにまで結びつけた大分と、
全体的に足が止まりがちな讃岐。
ミッドウィーク開催を含む3連戦の最後を、
大分が上手く「省エネ」で乗り切った。
讃岐。
どこからでもボールを供給出来る大分の後方5人(3CB+2DH)の能力に手を焼きながらも
勇気を持って高いDFラインを維持。
トレードオフとなるリスクとして一発でウラを突かれる場面がありながらも、
通常通りに守ってサイドを崩されるよりは、失点の確率を減らせていたと思う。
被決定機は何度かあり、清水のビッグセーブで救われていた感は否めないものの、
無理に奪いに行ってかわされるような局面も無く、
守備はそこまで悪くなかったと言えるのでは。
深刻さを感じさせたのは攻撃面。
ボールホルダーに対するサポート、前でパスコースを作る動きが少なく、
ただでさえ判断が鈍りがちだったDHの2人が出しどころを得られず、
あえなくバックパスをするか囲まれて狩られるかの場面が頻出。
武田のロングスロー以外に可能性を感じることが皆無と言ってよい有様だった。
まずは走力を取り戻すこと。
次に、ボールの回し方、崩し方の再考。
左サイドの循環で岡村がブレーキになってしまっていること、
右サイドはそもそも満足に回すカタチも出来ていないこと、
個人の特性を活かすカタチをチームとして持てていないこと
(麻田の左足フィード、佐々木渉を組み込んだビルドアップ、西の推進力、他)
現状、
「アタッキングサードで佐々木匠が前を向いてボールを持った時のアイデアに
周囲が反応出来るかどうか」
だけとなっている。
これではキツい。
(今日はそもそもアタッキングサードで佐々木匠が前を向いてボールを持つことすらままならなかった)
4−2−3−1の採用と人選から伺える
「繋いで、押し込んで、崩して、奪われたらすぐに奪い返して」を、
どこまで我慢して追求するか。
コンディションを上げた高木が左DHに、
渡邉が怪我から復帰して右SHに入ってからが本番だとは思うのだけど、
その態勢が整う前に、巻き返しが追いつかないところまで沈んでしまいかねない状況である。
広報、監督が練習/試合会場の環境に言及してしまったことも含め、
このままでは近いうちにチームが空中分解してしまう。
大分。
全員が的確な配球が出来る後方の5人(3CB+2DH)でのボール保持から、
ヨコに、タテに、ピッチを広く使いながらの攻撃は見事。
殆どWGと言える高い位置取りで、且つ幅を取るのWBに、
相手守備陣の「間」に入って受けるシャドー、
中央にどっしり構えるCF…と、
前方5人の役割分担も明確。
先制するまで/追いつかれてからと、先制してから/勝ち越してからの、
チームとしての強度、奪いに行く位置の設定の使い分けも良く、
90分の中で上手にメリハリを付けていたと言える。
まったく崩されていないのにガチャガチャした中から同点に追いつかれても
スムーズに先制するまでのような攻勢へ再移行し、
慌てた様子もなくすぐさま勝ち越して、
またも讃岐に持たせる展開へを切り替えて行った流れは見事でした。
選手個人としては、カウンター時における丸谷の判断の良さを特筆しておきたい。
自動昇格争いに食い込んでいくには前3枚のタレントが弱いかな、と思うけど、
POに進出する可能性は十二分にあるのでは。
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