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日本 1−2 ウクライナ
国際親善試合
(18/03/27:スタッド・モーリス・デュフラン(ベルギー))
フジテレビ
日本スタメン
原口______杉本______本田
________柴崎________
_____長谷部__山口______
長友____槙野__植田___酒井高
________川島________
56:杉本→小林悠/64:本田→久保/79:柴崎→中島/81:長谷部→三竿/87:原口→宇佐美
90分を通して、「チームの設計図の時点で差があるな」という試合だった。
相手の動きに対して有効な構え・動きが整理されていて
自動的且つ正確にそれを遂行するウクライナ。
攻撃時では2−5−3のようなカタチから
大きなサイドチェンジを使ってのワイドからの仕掛けと、
(左CB44の左足からの対角線フィードが特にエグかったね)
「3」の両サイドないし「5」の両ワイドがHSを上手く使った遅攻、
そしてレーンをきちんと棲み分けてのカウンター。
守備では日本のDHへのパスコースを制限してサイドに誘い込んでのサンド。
一方の日本は、
守備においては強度が高い(ように視えるけどさほど効果的ではない)守備を前線が頑張るも
後方では確実にズレが生じているし、
攻撃においてはCBが同サイドのSBに付けるか縦ポンかしか無く
簡単に相手の網に引っ掛かっていた。
そういう、チーム全体としての差があったところに加えて、
杉本、本田、山口、酒井高徳辺りが低調な出来だった。
ハッキリ言って、スコア以上の大きな差があった試合だったと思う。
ハリルホジッチは、たぶん、個の見極めに終始したのだろう。
ベンチからの指示で修正を試みた様子は皆無。
これまでの指揮を見て、
「相手を分析し尽くして対策をスタメンに落とし込むのは上手。
そこから変化が生じた時の試合中の修正能力はイマイチ」
という印象を抱いているのだけど、
この試合においては、ウクライナのやり方に対して事前に準備があったようにも見えなかった。
つまりは、勝敗は度外視だったのだろう、と。
(会見では勝つことへのこだわりを匂わせていたけどね)
……そう信じたい。
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