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仙台 1−0 長崎
J1/第5節
(18/03/31:ユアテック)
DAZN
仙台スタメン
________阿部________
_____西村____石原_____
永戸___野津田__奥埜____古林
_____金__大岩__平岡____
________関_________
長崎スタメン
______鈴木__ファンマ____
________澤田________
翁長____中原__碓井____飯尾
____高杉__チェ__徳永____
________徳重________
大きく3つの流れに分けられる試合だった。
鈴木と中原を活かした長崎の時間帯(0分〜45分)、
前への圧力を強めた仙台の時間帯(46分〜64分)、
サイド攻撃で盛り返した長崎の時間帯(65分〜90分)。
いずれの時間帯に置いても印象的なのは長崎の頑張りで、
敗れはしたものの胸打つ戦いぶりだった。
仙台。
渡邉監督が進めてきたサッカーを今季も継続。
ボールが回せる時は、その質がかなり高くなってきてると思う。
(この試合では長崎の頑張りが素晴らしく、回せる時間は極めて短かった)
神戸へと移籍した三田がしていた仕事は、その何割かを奥埜が引き継いでいる感じ。
残りの何割かをこの試合では野津田が担当していたが、
前節のスタメンは富田だったようで、
攻守のバランスの取り方と三田の仕事がどこまで再現されているのかは気になるところ。
奥埜と野津田のコンビではやはり守備面に不安が残るよね。
とはいえ、各ライン、各レーンで必要な振る舞いが各選手に浸透している感は強く、
昨季、三田がしていた仕事が100だとすれば、
今季は70くらい出来れば、チームとして昨季の100に相当するような。
永戸と古林のワイドはなかなかの破壊力があるし、
清水へと移籍した予測不能のクリスランのポジションに入った阿部は
足元のボールをしっかり収めつつ裏抜けもドリブルもあり、と総合力では遜色なし。
最後の最後まで強度が落ちなかった長崎を受け止めきったのは
渡邉監督の言う「焦れずにやる」だし、
良い流れの中にあるんじゃないかな。
ただ、ACL圏内を伺うには、阿部か石原の大爆発が必要だろうね。
長崎。
まずは、90分を通して強度が落ちることなく走り倒して仙台を追い詰めてみせた、
その戦いぶりを讃えたい。
素晴らしかった。
素晴らしかったのは走力に留まらず。
冒頭で3つに分けてみた試合の流れの、最初のターン。
45分までは、鈴木と中原が光った。
鈴木はそのスピードで仙台守備陣のウラを脅かし続け、
中原は鈴木に、両WBに、そのタイミングで仙台がいちばん嫌がるところへと
ミドルレンジのパスを供給。
いつ先制してもおかしくない流れを生み出していた。
後半開始と同時に仙台が前への圧力を強めたことで
ボール保持率が一時的に低下、
中原に余裕を持たせることが出来なくなった時間を経て、
65分(中原をベンチに下げて)からはサイドの走力を活かした攻撃にシフト。
DHからシンプルに、あるいは一度ファンマに当ててから、
WBと澤田でサイドを深くまで切り崩し、
上げたクロスに途中投入された米田が、DHが、逆サイドのWBが雪崩れ込む。
これまた、いつ追いついてもおかしくない流れだった…。
シーズンのうち7割でこういう試合が出来れば、
まず残留出来るでしょう。
やー、それにしてもアツい戦いぶりだった…。
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