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【女子】日本 0−0 韓国
アジアカップ(兼W杯アジア最終予選)/GL(2)
(18/04/10:アンマン(ヨルダン))
テレビ朝日



日本スタメン

______岩渕__田中______
長谷川_____________川澄
____ 阪口夢穂_隅田______
鮫島____市瀬__熊谷____清水
________山下________


※交代は後ほど


前半は韓国。
4−1−4−1のコンパクトな布陣で日本のビルドアップの出しどころを潰し、
奪ったらコンパクトなまま前進して
特に右サイドからの人数をかけた攻撃と鋭いアーリークロスで
日本のゴールへ迫る。
クロスへの入り方が嫌な感じの1トップの選手と、
どちらもいいクロスを蹴ってた右のSHとSBの選手と、
ボール回しの間いろいろなところに顔を出しては受けて捌いてをシンプルに繰り返す7が
とても厄介だった。
コンパクトなまま前進して来ているので、
日本がすんでのところでストップしてもポジトラで出し抜くことが出来ず、
二次攻撃、三次攻撃を受ける…。
目を瞑るような決定機こそ無かったと思うが、
失点は時間の問題かもな、とも思わせた。

そういう前半だったんだけど。

観ていて、高倉監督になってからの試合であまり感じたことのない
「なでしこらしさ」が生まれてきてるな、と感じた。

強豪相手に押し込まれながら最後はキモチで凌ぐ。
そうしてるうちに少ない好機をモノにして勝つ。

前任の佐々木則夫がW杯を獲ったなでしこって、
卓越したパスワークは携えていたけれど、
基本的にそういうチームだったと思うんだよね。

そういう部分が、韓国に押し込まれることによって、生まれてきたように感じながら観ていた。



後半は日本。
入り方が良かった上に、65分には早々に韓国がスタミナ切れを起こす。
間延びした相手守備陣の間で阪口夢穂が、長谷川が、
ボールを受けてはサイドに散らしたりウラを狙ったり。
後半開始時に投入した菅澤が攻守に身体を張るなどもあって
押し込みに押し込んだ。
が。
韓国のへろへろぶりから考えれば、ゴールに迫る迫力と回数を欠いたように思う。
迫られての守備的な交代を重ねる韓国を仕留めきれずに、
スコアレスドローで終わってしまった。

2枚目の交代(横山投入)が、遅かったかなー…と思う。
せめて10分、フレッシュな選手に与えてそこで勝負すれば……。



菅澤良かったなー。
左CKからのヘディングが決まっていれば、完全にヒロインだった…。

市瀬が、この試合中にすごく伸びたんじゃないかと思う。
前に出て奪うところと遅らせるところの判断や
奪うと決めたら奪い切るまで行くチカラといったところ。
今日は頼もしく感じられた。




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