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讃岐 1−1 愛媛
J2/第9節
(18/04/15:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

________原_________
重松_____佐々木匠_____森川
______岡村__永田______
アレックス_麻田__パク____荒堀
________清水________



愛媛スタメン

________上原________
_____河原____丹羽_____
前野____田中__神谷____小暮
____山崎__安藤__林堂____
________岡本________



様子見の色濃いロングボールが多めの立ち上がりに讃岐が首尾よく先制。
その後は守備で試合をコントロールしてみせるも、
後半は攻撃の改善を施した愛媛が主体的に攻め立てて同点へ持ち込んだ。
90分を見ればこのドローは互いにとって必然だったと言えるか。



讃岐。
前節の松本戦から見られたのだけど、
3−4−2−1の相手に対するサイド守備が整理された印象。
適切なタイミングで必要な人数をかけることで一定以上の蓋が出来るように。
中央にパスコースを見い出せない愛媛を相手に上々の前半を過ごすも、
有田投入と神谷のポジショニング改善により崩される気配が増していく。
後方の整理が必要かと思われたが、
北野監督の選択は林の投入による前線の守備強度維持だった。
(トレス・ボランチにするかな?と思ったのだけど、林のポジションは前線だった)
結果としてこれは失敗に終わる。
ただでさえ、追いつかれてから盛り返すチカラは今の讃岐には無い。
その後の交代もDH同士での守備力担保を選択し、
ドローに持ち込むのが精一杯だった。
解説の大西貴が評したように「勝ち点3を取りこぼした試合」と言えるだろう。

結果として失敗に終わったけれど、原→林の交代は意図が見えるので納得する。
第2節の金沢戦では同じことを鈴木の投入で行なって奏功もしてるし。
よくわからなかったのは、後半開始時の荒堀→武田の交代。
前半、荒堀のサイドで何か問題があったようには見えなかったので、
この交代の意図を知りたい。
試合中は高さ対策くらいしか思いつかなかったけど、
それにしたって狙われてもなければ深刻でもなかったしなぁ。

なかなかそうも行かないのは承知してるけど、
後半の立ち上がりを高い強度で入ることで2点目を奪ってしまう…みたいな展開だったら
最高だったなぁ。
……まぁ、それが出来るのは強いチームですよね。

2点目を奪うチカラか、0で抑え切るチカラが身につかないと、ですねぇ…。
あ、先に失点しないのは必須条件!



愛媛。
前半は讃岐の守備にコントロールされていて見どころが無かった。
サイドに持って行くのもゆったりで人数をかけた讃岐の守備に対応されていたし、
2シャドーのチームなのに全然中央にボールが入らなかった。
しかし、後半に入って上原が有田に代わったことで様相が変わった。
引き寄せられるように神谷が良いタイミングでバイタルへ進出するようになる。
攻勢を強める中で投入されるのが吉田、小池というのも迫力を感じさせた。

神谷に期待されているのは、昨季までタクトを振るっていた小島秀仁の仕事で、
まだまだその域には達していないので、
(後半のバイタルに入っていく動きやスーペルなFKは良かったけどね!)
常に良い攻撃が出来るようになるまでには時間が掛かりそうだけど、
志向している内容はわかるし、実行するための下地は出来ていると思う。

前線、サイド、ゲームメイクと各部がレベルアップする必要はあるけど、
どうしようもないから監督代えろ、という感じでは決してない。

守備については、今日の讃岐を相手には特に語れることは無いけれど、
前線の選手はネガトラの際にもう少しボールへ圧力をかけないと、
中位の相手であってももっとカウンターを喰らうことになるんじゃないかな。




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