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札幌 2−1 横浜FC
J1/第10節
(18/04/25:厚別)
DAZN



札幌スタメン

________都倉________
_チャナティップ___三好_____
菅_____宮澤__深井____駒井
____福森__キム__進藤____
________ク_________



横浜FMスタメン

ユン_____ヴィエイラ____仲川
________大津________
______天野__扇原______
山中____金井__中澤____松原
________飯倉________



試合開始から45分まで、46分から75分まで、76分から試合終了まで、と、
試合の流れは3つの時間帯に大別出来ると思うんだけど、
どの時間帯に置いても、
両ゴール前の攻防、良いシュートと好セーブが多い、
エンタテインメント性の高い試合だった。



札幌。
就任1年目の第10節であること、
対今年の横浜FMということ、
チームに漂う昨季J1残留を勝ち取ったという自信…といった要素が
影響してと思うんだけど、
全然ミシャのチームっぽくなかった(笑)
前半は押し込まれてクロスまでは許していたものの、
被シュートの場面で粘り強く対応してたし、
カウンターを狙える場面では(特に三好が)効果的なスペースを見つけ、突けていた。
この、「我慢出来るチーム」っぷりがミシャっぽくない(笑)
後半になってみれば、
開始直後のインテンシティの強さと、
勢いのままに試合をひっくり返せる勝負強さ。
そして追いつかんと盛り返してくる相手を受け切るメンタル。
…まったくミシャっぽくない(笑)
この試合では、前半の横浜FMの素晴らしい攻撃があったからこそ
「ミシャっぽくない」という印象が強く残ったけど、
広島と浦和を率いていた時に足りない部分とされていた
これらの要素が出ているのは、チームには大きなプラスだよね。
これで、ボールを持てる相手に対してはミシャっぽさが発揮出来ているのであれば
ACL圏内だってあり得るかも知れない。

個人で目についたのは菅。
攻守の力強さは、東京五輪世代で左WBを争うような選手たちの中では
ずば抜けてるんじゃないかな。
五輪代表がWBを置くフォーメーションであるなら、かなり有力な候補だと思う。



横浜FM。
今季、TLで高い評価を得ているサッカーを、前半は堪能させてもらった。
「山中ロール」、整理されたボールと人のレーン移動、
速くて強いネガトラ、ハイライン…。
確かに後は決めるだけ、だった。
TLではストライカーを欲する声ばかりなのだけど、
俺は谷口博之とか枝村匠馬のような、
少し後ろから飛び込んで行けるタイプの選手をトップ下に置ければ、
ウーゴ・ヴィエイラでもそんなに不足ではないと思う。
後半は、ギアを上げた札幌に対応出来ないままひっくり返されてしまったね。
自分たちの失速が始まるのと札幌のギア上げが重なった結果と言えるけど、
逆転されるまで手を打てなかったのはベンチに責があると思う。
札幌の前からの圧に後ろがバタついてたのだから、
もっと早く大津に代えての中町投入はアリだったんじゃないかな。
(大津では気を利かせて後ろを助けることが出来ない)
(後ろで困ってても降りてくるなという指示があるのかしら?)
(中町投入後は後ろで困る前に勢いでサイドへ繋げてたのでその辺はわからない)

後半に失速するのはここまでの試合でも実証されているようなので、
90分のマネジメントをどうするかというのが問題なわけだけど、
今日の試合ではその部分についてポステコグルー監督の考え方を垣間見ることは出来なかった。
(後半開始直後の札幌があまりに鮮やかだったので)
人を代えて前半のサッカーを可能な限り続けるのか、
自分たちでペースを落とすことを考えているのか、
前半に3点奪って試合を決めちゃえばいいじゃんと思っているのか。
はたまた何も考えていないのか。

まずはゴールすることが問題だけど、
この部分に対する考え方がチーム内に示されていないと、
先制すれども追いつかれる・ひっくり返されるという試合が続くことになってしまうと思う。




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