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讃岐 1−1 福岡
J2/第11節
(18/04/28:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

______重松__木島______
佐々木匠____________渡邉
______岡村__永田______
アレックス_麻田__武田__佐々木渉
________清水________



福岡スタメン

____ドゥドゥ__森本______
松田_______________ユ
______鈴木__山瀬______
エウレー__岩下__篠原____駒野
________囲_________



福岡の低調さに由来する凡戦と言える前半から一転、
後半は追いかける福岡とそれを跳ね返す讃岐の、
選手交代と配置変換による目まぐるしい頭脳戦が繰り広げられた。



讃岐。
終了直後のインタビューで北野監督が
「采配ミスがあった」「消極的になり過ぎた」と反省の弁を述べたが
(同時に「選手が引き分けにしてくれた」「選手に迷惑をかけた」とも述べた)
追いつこうと動いてくる福岡の手に対し、適切な応対をしていたと思う。
身も蓋もない言い方だが、個の能力では劣っているわけで、
ベンチから処置を施しても上回られることがあるのは仕方のないチーム。
采配が悪ければもっと圧倒的にやられているわけで、
今日の采配に問題があるようには感じなかった。

重松と木島で3つあった2点目のチャンスのうち1つが実っていれば、
(讃岐の能力からすれば)比較的余裕の逃げ切りが出来ていたのではなかろうか。

武田のスタメンCBには驚いたが、前半の福岡のロングボール攻勢を看破した上で
「ライン保ってそこからウラのケア」という面で
パク、中島よりも武田という判断だったのかな。
真意はわからないけど、前半は破綻なくやれていたので、これは「当たり」。
他の相手にどうなるかわからないけど、
武田のCB起用がスクランブルに限定されなくなっていくのであれば、
これはチームにとって大きなプラスになる。

ベンチ外が続いていたワタルがいきなりのスタメン復帰なのにも驚いた。
(怪我とは聞いていたが肉離れだったらしい)
カウンターを放つのに有効な第一歩の出し手ということなんだろうけど、
その面では有効打は出なかった。
守備でも1つポカがあり、及第点とは言い難いけど落第とするほどでもなし。



福岡。
対戦中の相手でありながら、前半は観ていてもどかしかった。
能力のある選手が揃ってるのに長いボールを讃岐のウラ目掛けて蹴るだけの雑な攻め。
4−4−2で構える守備も、
これと言って奪いどころが定まっていない上に
個々でのボールへの圧力も弱くて、
混戦のJ2とは言え5位にいるチームだとは信じ難い内容。

後半になり、アレックスの前に何も出来なかったユをベンチに下げての4−2−3−1化。
それに伴う左SH起点の個の仕掛け、
中を使ってのワンツー(トップ下を置いたので常に人が居る)、
駒野を左に移してのクロス攻撃は見事だったし、
鈴木は鋭い楔をバンバン入れるようになり、
ホント、「前半は何だったのか」と。
(井原監督の弁から判断するに、意図的ではなかったようだし…)

押し返す力に乏しい讃岐が相手なので、
守備面で修正能力がありきちんと守れるかは判断出来ないけど、
後半の攻撃は良かったと思う。




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