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山口 1−0 讃岐
J2/第16節
(18/05/27:下関)
DAZN
山口スタメン
高木_____オナイウ____小野瀬
_____池上____大崎_____
________三幸________
鳥養____渡辺__坪井_____前
________藤嶋________
讃岐スタメン
______木島__原_______
重松_______________西
______渡邉__永田______
麻田____岡村__中島____武田
________清水________
丁寧にサイドに運んでから仕掛ける山口と、カウンターの讃岐。
互いの狙いが表現され、両GKが試合を締めた90分は、
チームの状況の差であろうか、山口に軍配が上がった。
山口。
「本当に勝つために最善の選択をしているかどうか」
「勝ち点3を奪えたこと、無失点で終われたこと、下関のお客さんに喜んでもらえたこと。
それは良かったが、他は全然駄目。」
…とは試合終了直後の霜田監督の言葉だが、厳しいっスね。
普段からこういう感じなんスか?
いいサッカーしてたと思うけどなぁ。
コンダクターは三幸。
彼がリズムを作り、的確に左右へボールを振り分けて、
サイドから個で、コンビネーションで仕掛けてクロスという攻撃の流れ。
これはよく機能していた。
特に右サイドは小野瀬のドリブルと、前のインナーラップの組み合わせが強力。
IHの2人は共に潤滑油としての役割が強く、
降りてきて三幸とのパス交換をしたり、
サイドからの崩しがしやすいようスペースを作ったり、逆にスペースへ飛び込んだり。
敢えて要求をするならば中央からの攻撃が皆無に近いけど、
CFがオナイウであることを考えるなら、そこの優先順位は低いでしょう。
ネがトラの意識も強いし、自陣でセットした時は全然ファウルしないし、
この試合に関しては守備面も上々だったと思う。
…試合後に、上位に付けてる割には失点が多いことを確認したけど、
こういう、下位に沈む相手にきっちりクリーンシートをすることによって
自信をつけていけばいいんじゃないかな。
讃岐。
続いている「悪くはないけど」という試合から半歩踏みしての、
「良いめ」の内容だったと思う。
相手のストロング(サイド攻撃)に対応しながら、
カウンターの道筋もきちんと設定していて、
特に西、永田、高木は山口が構造上塞ぎきれないスペースに対する理解と
活用するタイミングが秀でていたと思う。
(具体的には三幸の両脇とボールを奪ったサイドの相手SBが本来いるポジション)
藤嶋のビッグセーブに阻まれたけど2点ないし3点は入っててもおかしくなかったし…。
ホント、何が足りないんだ…。
究極的にはすべてが足りてないんだろうけれど……。
策を凝らして、持てるものは出せていると思うんだよなぁ………。
ひとつだけ、自分がもたらせるとしたら、
「ポジトラの時のパスの選択肢を増やす動き」かなぁ…。
ここが改善されれば、好機増&相手二次攻撃減という一石二鳥なので。
前節負傷退場したアレックスの代役には麻田。
これは単に麻田を当てはめたというよりは他との兼ね合いもあったのだと思う。
(永田の復帰、中島の好調、麻田が左利きであること)
小野瀬に対してはやられてたことの方が多かったと思うけれど、
SBとしては急造だし(イエローカードもらったプレイは本職SBがあれやったらボクは激怒しますよ)、
そこはやむなしだよなぁ。
次節以降どうなるか。
アレックスがすぐに戻れないのであれば、
長澤の台頭に期待したいところなんだけど、
中島が良い状態なのでこのまま麻田というのもアリか…。
もちろん、高木という選択肢もある。
永田。
2試合の欠場は怪我だったらしい(試合直前の北野監督のコメントより)
前述したけど、「らしい」嗅覚は発揮してたし、交代はスコアに無関係のものでしょう。
おそらく今日は最初から高木と「2人で90分」だったのだと思う。
高木。
ようやく戻ってきてくれて、これはチームにとって大きな「補強」。
試合中の実況によれば怪我が続いてたとのことだけど、
リリースが無かったのはひとつの怪我でなく小さな怪我の繰り返しだったのか…。
プレイ自体は、今季いちばん良かったんじゃないかな。
有効なスペースは見えていたし、そこに供給出来ていた。
パワープレイで前線に出てた中島に対しても、本職FWへのパスを出していたけど、
まぁ、そうじゃなきゃ好機になりっこないものね。。
中島。
オナイウに仕事をさせず、前線に出てもしっかり競り勝っていた。
このまま起用を続けたいプレイぶりだよね。
諸々の兼ね合いがあるけれど、岡村、麻田との3バックが良いのでは…と考えてしまう。
西。
引き続き好調なので、この流れのうちにゴールして突き抜けて欲しい。
自身のためにも、チームのためにも。
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