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大宮 2−2 讃岐
J2/第17節
(18/06/02:NACK5)
DAZN



大宮スタメン

______大前__富山______
マテウス____________嶋田
______三門__大山______
河面____河本__山越____酒井
________笠原________



讃岐スタメン

______木島__佐々木匠____
森川_______________西
______渡邉__高木______
アレックス_岡村__中島____武田
________清水________



じんわりと押し込んでサイドから攻める大宮と、
カウンターの讃岐という構図の90分。
讃岐の戦い方がハマッた感もあるものの、
失点の仕方と交代選手を活かせなかった大宮の失策も印象に残った。



大宮。
リトリートした讃岐を相手に、簡単にアタッキングサードまで侵入。
サイドに運んだところまでは良かったが、
そこから先は上手く噛み合っていなかった。
SHとSBに左利きを2枚並べた右サイドは相手(森川)の対応の不味さもあって
面白い崩しのカタチを作れた一方で、
「結局は持ち替えての左足クロス」になり、
(酒井のゴラッソは生まれたが)それは結果に結びつかなかった。
マテウスのドリブルは相手を1枚剥がしてもその先で捕まり、
パスを捌きに下がった大前と入れ替わりに三門や大山が最前線へ飛び出しても、
ボックス内にボールが届けられず。
交代でシモビッチと奥井を投入したものの、
誰もが思い描く「右から奥井のクロスがシモビッチのアタマへ」は一度もなく…。
大前、シモビッチ、マテウスといったゴールに直結する個の強さで、
まずはもっと迫って行った方がいいんじゃないかな。
守備面ではカウンターの応対を含め、全体として大きな問題は無かったと思うけど、
これは讃岐の戦い方があるから割り引いて考えるべきで、
上位クラブとの試合でどうなるかは不明。
そして、守備面の個としては、ショートコーナーへのマテウスの対応だよね…。
1試合に2回、同じカタチでやられちゃ駄目でしょ……。



讃岐。
リトリートして4−4−2ブロックを組んでの粘り強い守備と、
そこからのカウンター。
やろうとしたサッカーはきちんと表現出来ていたと思う。
失点も、
(森川が全体的に逆足サイドアタッカーへの守備がなってなかったものの)
1失点目はゴラッソで2失点目はPK。
崩されての被決定機も前半早い時間帯の富山くらいのものだったし、
よくやれていたと言えるのでは。
カウンターに移るところでは、
高木の復帰により出どころが2枚になったのと、
西の起用で出しどころも2枚になったのが大きい。
(いい時の重松も出しどころになり得るけど、今は西の方がいいということだね)
全体の押し上げもあったし、迫力のあるカウンターを打てていたと思う。

守備はじんわりと、攻撃は右肩上がりで、良くなってきている印象。


中島。
値千金の同点弾(J初ゴール)もだけど、守備でも良かった。
今日の麻田ベンチスタートは
「中島が好調なのもあるけど、麻田の休息の意味もあるかな」と
試合前には思っていたのだけれど、
このままポジションを奪ってもおかしくないプレイぶり。

大剛のポジションはどこだ問題。
カウンターの出しどころという意味では(高木が隣にいる前提で)DHがいいけど、
昨夏のようにチームがある程度ボールを持てるなら右SHがいいと思ってる。
対戦相手と自チームの選手の調子によりどちらかに入るカタチが、今はいいのかな…。
今、西を使わないテは無いし…。

DH2枚どうなる問題。
前述のようにカウンターを打つには大剛・高木がいちばん良いか。
甲府戦の鈴木も良かったし、
永田は長い距離を走って出ていける強みがあり、更にファーで高さを確保することが出来る。
麻田を使いたくて中島の好調が続けば岡村がDHに回るケースもあるだろう。
試合ごとに、時間帯ごとに、最善の組み合わせをピッチに送り出したい。

佐々木渉。
今日は左SHに入って、中央から左サイド、相手SBから相手SHと
よく続けて追ってくれたと思う。
欲を言えばもう少し詰めて「奪うぞ」という迫力が出ればなおいいんだけど、
リトリートすることの多い讃岐に置いて
ああやって何度も追い直すことはとても重要で、
だから今日あれが出来たことは大きな進歩だと思う。
是非続けて欲しい。

森川。
決定機を決めきれずに守備面で不味さが出て交代ということで
個人としては厳しい試合になっちゃったけど、
切り替えて、また頑張ろう。
次に逆足サイドアタッカーと対峙した時は、繰り返さないように。




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