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ポルトガル 3−3 スペイン
W杯(match:04)/グループB第1節
(18/06/15:フィシュトオリンピックスタジアム(ロシア))
NHK総合



タクティカルな面でも、ドラマというかショーというかな面でも、
最高に面白い試合だった。
もうこれが決勝戦でいいでしょ…。



ポルトガル。
基本的には、対スペイン仕様の「左肩上がりの4−4−2セット」で守って
CR7を活かしたカウンターというサッカー。
スペインが対応力や局面での個の能力で彼らの想像を超えてきていた部分があったと思うけど、
「相手のウィークを消して自分たちのストロングを活かす」ために、
よく練られていた戦い方だった。
先のEUROのようなこの我慢強さが発揮出来るのであれば、
しぶとく勝ち上がって行けそうな気がするけど、
攻撃面でCR7にかかる比重があまりに大きいのはやはり引っ掛かる。
逆転されたあとに出てきたクアレスマのような、
武器を持つ選手(クアレスマであればドリブル)を
チームとして活かすやり方が備わってないようだし…。
自分たちが実力優位の相手であれば、
たぶん中盤でボール持って繋いで崩して…みたいなことも出来るんだろうけど、
それは出来てもR16までだろうし、
攻撃面でチームとしてでも個人でもいいので「+1」が欲しいところ。



スペイン。
早々の失点(CR7が役者だった)で
「直前も直前の監督解任もあったし、このまま呑まれてしまうのでは?」と
ちょっと思ったんだけど、まったくそんなことは無かった。
ポルトガルの守り方を見切っての崩し
(ピケとブスケツで左寄りに持ち上がってポルトガルが誘うところよりも押し込んだ上に
 2列目も左に密集してのパスワーク)、
ロストしてもCR7へのロングボールは蹴らせないというネガトラ、
途中から攻撃の重心をスペースたっぷりの右に移したり、
まー、見事でしたわ。
CFのジエゴ・コスタが結果を出したのも大きいし、
(彼自身が乗るのもそうだし、警戒されれば人材豊富な2列目がより活きる)
こりゃ強いわ、という印象でした。
懸念材料があるとすれば、
大会が進む中でイエロのやり方に不信感を抱く選手が出てきやしないか?ということくらいか。
この試合の3失点?
CR7が凄すぎただけでしょ。




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