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アルゼンチン 1−1 アイスランド
W杯(match:07)/グループD第1節
(18/06/16:スパルタクスタジアム(ロシア))
NHK総合



岡田武史の解説が両チームを正しく言い表していた試合だった。
メッシ以外にもいい選手が揃っていて彼らはもっとやれるハズなのに
メッシの神格化ゆえか持てるものが出せていないアルゼンチンと、
自分たちにやれることを正確に把握してすべてを出し切るアイスランド。



アルゼンチン。
4−2−3−1でメッシのトップ下。
彼が前を向いて絡むとやはり匂いのする攻撃が生まれはするんだけど、
後半途中でバネガが入ってくるまでは、
他に自分の意思でサッカーしてる場面が見られなかった印象。
「ボール奪った、よし、メッシに預けよう」
「良いカタチになったぞ、ラストパスをメッシに」
みたいな。
アグエロの先制ゴールに見られるように、能力の高い選手が揃っているのになぁ…。
バネガだけ、中央からワンツーで崩していくぞ、というのを主体的に行なっていたけど…。
メッシへの預け方にしても、
「こういうやり方でメッシをフリーにして預けるぞ」という策が視えず、
攻守において全体がぼんやりしている感じ。
正直、グループリーグ敗退も有り得ると思う。



アイスランド。
よく組織された上に個々が局面で強さを見せる4−4−2セットの守備と、
とそこから繰り出されるカウンター。
SHが斜めに入ってフィニッシュに絡む、そこへきちんとボールが出る。
アルゼンチンのぼんやりさとは正反対の明確さ。
遅攻時はオーソドックスなサイドアタックで、
これは機会が少なかった上に印象を残すようなものではなかったけれど、
まー、見ていて清々しいチームでした。
ハルドソンのPKストップ(キッカーはメッシ)が無ければ
二度目となるビハインドを追いつけたかは怪しいと思うけど、
(メンタルは十分なれどカウンター以外で得点に結びつけられるかどうか…)
上手く行けば、3引き分け等の「無敗」もあるかも知れない。




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