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讃岐 1−0 岡山
J2/第20節
(18/06/23:Pikara)
DAZN
讃岐スタメン
_______原__木島______
重松____________佐々木匠
______永田__渡邉______
アレックス_中島__岡村____武田
________清水________
岡山スタメン
______仲間__斎藤______
______武田__伊藤______
三村______上田______椋原
____喜山__濱田__塚川____
________一森________
ダービーらしい、バチバチとしたコンタクトを厭わない一戦。
岡山のフォーメーション上のウィークを突く讃岐と、
HSを上下の頂点としたひし形を意識する岡山。
終盤は消耗戦の様子も見せながら、しかし熱い攻防がタイムアップまで繰り広げられた。
讃岐。
トランジション時には岡山の3バックの外側を、
遅攻時には5−3−2に変化する岡山の「3」の外側を、
それぞれ突いていく狙いや、
原が身体を張り木島、重松で相手DFラインへと駆け引きを仕掛けるさまが
見て取れた。
得点こそ1に留まったが、
これまでの試合と比しても、得点の匂いはしていたように思う。
守備面では、岡山の3バック+上田のビルドアップに対して
2トップの片方が必ず上田をケア、
後方からの有効な組み立てを阻害すると共に、
CB、WB、上田、IH(ないしは仲間)のひし形に対しては
サイドに人を寄せて対応。
斎藤を抑えることで、前線の流動性も制限出来ていた。
30分〜35分辺り及び後半の半ばに、
チーム全体がやや集中力を欠くような時間帯が見られたものの、
相手の攻撃的選手投入に合わせての5−4−1へのシフトまで含めて、
よく守りきった。
ようやく勝てた…。
「ここまで19試合もこういう試合だった」とは北野監督の弁だが、
紙一重で落としてきたものを、ようやく掴むことが出来た。
それが成せたのは、
佐々木匠が口にした「チーム全員が走り切った」からだからだろうか…。
選手個々の頑張りを書き出すと長くなるので控えるが、
「相手への対応をやり切って、その上に気持ちを乗せる」という
讃岐らしい勝ちだったように思う。
岡山。
上田と左右のCBを起点としてHSを活用したパスワークや
IHの2人と仲間が見せていた流動性、
大外の選手をフリーにしてそこからのクロス…。
それぞれの攻撃の意図は見えていたし、形にはなっていた。
讃岐の人寄せ守備や斎藤がさほど機能しなかったことにより苦しんだ部分はあったけど、
これらのやり方で質を高めていけば良いのでは、と思う。
その中で、上田がケアされた時の対処や、CFの頑張り、
サイドチェンジの質の向上が求められていくだろう。
3バックそれぞれの守備力は良かったと思う。
讃岐がウィークを突きながらも最後の局面で得点へ繋げられなかったのは
不利を強いられそうになっても守り切る、
岡山の3バックの個のチカラでは。
(讃岐相手だから守れたのかと思わないのでもないのだけど、
この試合が始まるまでの失点14はリーグ最小であるので、
やはり岡山の3バックにチカラがあるということだろう)
加えて、GK一森の好セーブも光ってたね。
ただ、ちょっと気になったのは、
3バックがハイボールを跳ね返す、パスカットをした、その後。
中盤の底にいるのが上田だけで、
彼がセカンドボールの回収に優れているわけでもないこともあって、
前向きにボールを拾いに来る相手に対して弱さを見せていたこと。
(今日の試合であれば永田辺りによく拾われていた)
ここはIHの選手が助けるべきだと思うのだが、
伊藤も武田も意識が前に掛かっていて、そういう場面は少なかった。
(伊藤はその能力がある選手だと思うのだけど…)
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