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ナイジェリア 1−2 アルゼンチン
W杯(match:39)/グループD第3節
(18/06/26:サンクトペテルブルク・スタジアム(ロシア))
NHK総合



前半と後半でプレイがだいぶ変わり、精神面の大事さを感じさせたナイジェリアと、
メッシが直接に絡まない好機も幾らか作れるようになってきたアルゼンチン。



ナイジェリア。
アルゼンチンを相手に有効でなかった5−3−2の守備に加えて
姿勢そのものが消極的に感じられた前半を終え、
ロッカールームに引き上げる前に選手たちがピッチ内で円陣を組むという
初めての光景を見せてくれた。
自分たちでもわかってたということだね。
「何やってんだよ、ビビッてんじゃねえよ」って。
かなり若いチームにも関わらず、ここで強い気持ちを持ち直せたのは素晴らしい。
後半開始早々に追いついて見せたし、
どの選手も前半よりだいぶ伸び伸びとやれていたように思う。
残念だったのは、勢いが長続きしなかったのと、
戦い方の改善点が相手DHに強く行くようになったくらいに留まり、
全体としては前半同様にアルゼンチン相手に有効な手立ては用意出来ていなかったこと。
組み立てでは後ろに人数が余ってる上に中盤で選手が横並びになってたり、
とりあえずチームとして一度キープするというボール回しが拙かったり。
ムサを始めとして、速い選手が多いのはわかったけど、
ロングカウンター以外でその活かし方がまだまだ磨かれてないな、という印象でした。



アルゼンチン。
立ち上がりこそちょっと硬くて、
ナイジェリアの「5−3」の前でボールを回すだけだったけれど、
徐々に動きが出てきた。
ナイジェリアの「3」を片方に寄せた後に大きな展開をすれば
もっとラクに崩せるだろうに…とは思ったけど。
この試合も苦しんだし、まだ「解」が見つかったとは言えないけど、
とりあえず第1節と比べてメッシへの過度な依存から抜け出しつつあるのは
良い兆候だと思う。
良かった選手はパボン。
右サイド大外を走ったり、HSで持って中も外も使ったりと
攻撃を活性化させていたと思う。
R16以降で鍵になる選手かも知れない。




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