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セルビア 0−2 ブラジル
W杯(match:41)/グループE第3節
(18/06/27:スパルタク・スタジアム(ロシア))
NHK総合



コンパクトな守備から中央を経由しての攻撃を志向したセルビアと
後方からの飛び出しとカウンターを披露したブラジル。
ブラジルのエンジンが暖まってきた印象。



セルビア。
縦方向のコンパクトネスでブラジルのパス回しを押し込めたかったのだと思うけど、
引いて受ける選手を潰し切れず、飛び出していく選手を捕まえられず…。
セルビアの志向からすれば、出し手を潰し切らないといけなかったんだけど、
ネイマールを潰そうと思うと軽やかに入れ替わられたりするのだった…。
攻撃面では、CFミトロビッチへハイボールを当てて起点にしたかったのは見て取れたけど、
重心を後ろに置いたカゼミーロと2CBに挟まれて思うように行かず、
ならば地上戦でとリャイッチ、ミリンコビッチサビッチが奮闘するも、
パウリーニョとコウチーニョが構える中央は堅く…。
最初からサイドに付けるカタチがあればもう少し違ったかなー…。
右から崩してファーサイドにハイクロスを送ってファルファンを狙うカタチは、
もっとしつこくやって欲しかった。
セルビアはセルビアでいいチームだったけど、
前半の終わり頃には、ブラジルの強さを引き立てることになってしまっていた。



ブラジル。
気になるのは、交代策が同じポジションの同じタイプを運動量担保のために投入するだけ、という点。
詰まってしまった時にアクセントを付ける・リズムを変える手立てがあるのか…。
他は、まったく問題ない感じ。
個人の特徴とチームとしての攻め方はマッチしてるし、
中央の守備は堅いし。
先制してしまえば、勝利はかなり堅いという印象。
マルセロのアクシデントで緊急出場したフェリペ・ルイスの落ち着きは素晴らしかったなぁ。




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