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ウルグアイ 0−2 フランス
W杯(match:57)/QF
(18/07/06:ニジニ・ノゥゴロド・スタジアム(ロシア))
TBS



守備から入って試合を作るウルグアイと、焦れずに攻めるフランス。
構図としても、ベンチまで含めた選手層からしても、
フランスが先制すればこうなるよね、という90分となった。



ウルグアイ。
カバーニはR16で負傷により欠場。
代役はストゥアニ。
4−3−1−2を基本布陣に、
トップ下のベンタンクールがフランスのDHを見ながら
全体できっちりスライドをしてサイドをケア。
更にはストゥアニも降りてきて加勢することで、外→中の攻撃も阻害。
フランスが大きなサイドチェンジにも対応出来てたし、
特に中盤の3枚(ベンタンクールとSHのナンデス、ベシーノ)は90分持たないだろうな…とは思わせつつも
この守備は機能していたと思う。
ターニングポイントは2つで、共に失点シーンということになる。
「困った時のセットプレイ」での1失点目はFKからで、
キックフェイントを交えたサインプレイ。
2点目は自分たちの選手交代直後に放たれたブレ球ミドル。
…どちらも、素直に相手を褒めるしかないものだった。
攻撃は基本的にカウンターのチームが先制されただけでも苦しい上に、
フランスの交代が石橋叩きもいいとこで、
且つ、圧倒的な高さの不利がある状況では好機創出もままならず。
どうしても「カバーニが居れば」と考えてしまうけど、
おそらく、カバーニが居ても同じような結果になったんじゃないかな…。
終了間際、FKの壁に入ったヒメネスが試合中にも関わらず泣いていたのが印象的でした。



フランス。
マテュイディがサスペンションでその位置にはトリッソ。
ウルグアイの守り方によりカンテからのパスの振り分けは制限されていたけど、
その中でも不用意なロストはなく、丹念にサイドへボールを回し好機を伺う。
グリーズマンとジルーの連携した動きで中央へスペースを生む工夫なども。
先制はFKからだったけど、あれが無かったとしても、
いずれは2点目のようなカタチでバイタルで浮く選手が出てきて、
そこからゴール出来てたんじゃないかと思う。
2点のリードをしっかり守り切る交代で出てくるのがエンゾンジというエグさ(笑)もあり、
強さ、堅さを印象づける試合となった。




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