menufootballmatch



スウェーデン 0−2 イングランド
W杯(match:59)/QF
(18/07/07:サマーラ・アリーナ(ロシア))
NHK総合



オーソドックスな4−4−2のスウェーデンと
前線に人数をかけ、その中の数人のスピードで殴り掛かるイングランド。
試合の質としては高くないなぁ、というのが正直な印象。



スウェーデン。
北欧らしい堅固な4−4−2からカウンターというチーム。
CKから先制されてしまったことと、
(レギュラーではない右SBのクラフトが不必要に逃げたCKを決められてしまった。
 彼の守備は試合を通してちょっと怪しかった)
相手GKピックフォードのビッグセーブに3度も遭うというのが不運だったかな…。
また、攻守両面でセカンドボールを回収出来なかったのが痛かった。 守備面では、基本的に構える位置が低いことと相手が前線に人数をかけていることとで
跳ね返せど跳ね返せどボールを前向きで拾われ、
攻撃面では最少人数での仕掛けなのでそもそも拾うのが難しく…。
せめてDHにもう少し走力があれば、攻撃でセカンドボールを拾えて、好機の回数を増やせて、
その結果、無得点で終わることは無かったかも。
また、スタメンにもベンチから出てくる選手にも、
変化を付けられる選手、アクセントになれる選手が居なかったのは課題と言えそう。



イングランド。
基本フォーメーションが3−3−2−2で3列目の「3」は1DHとWB。
守備時にはWBと2列目の「2」がそれぞれ1列落ちての5−3−2、
攻撃時にはWBと2列目の「2」がそれぞれ1列上がっての3−1−2−4(「2」はワイドで幅を取る)。
無理やりフォーメーション表記しようとするとこんな感じかなぁ。
とにかく運動量的にWBが死ぬだろ、ってのと、
ネガトラ時にDH周辺スカスカで突かれまくるでしょ、というのが
試合始まってこの可変フォーメーションを把握して抱いた感想。
では、実際はどうだったのか。
まずはWB問題。
攻撃においては前の4枚に早く付けるのがファーストチョイスで、
それが出来ない時は後ろでゆったりしながら
WBが2列目にポジショニングしたらそこも使うよ、みたいな感じにしていたので、
WBは攻撃時にスプリントすることはさほど無く、そこまでの負担になっていなかった。
よって、左のヤングは77分にベンチへ下がったものの、右のトリッピアーはフル出場を果たしていた。
続いてはネガトラ時DH周辺問題。
これは実際にスウェーデンのカウンターで何度も使われていたんだけど、
「DHと3CBで第一陣は持ちこたえろ」ということらしく、
基本フォーメーションで言う2列目の「2」の選手(アリとリンガード)が
鬼の帰陣を見せてセカンドボールを回収することで
「二次攻撃は許さん」ということになっていた。
スウェーデンのDHがこの部分で走り勝っていたら…という話である。
ひどく危ういサッカーだなぁ、と思うけど(苦笑)
攻撃時フォーメーションの最前線「4」はなかなかの強烈さなので、
ここで殴り勝つ、ということなのだろう。
それでSFまで来たし、これはこれで!




menufootballmatch