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フランス 1−0 ベルギー
W杯(match:61)/SF
(18/07/10:サンクトペテルブルク・スタジアム(ロシア))
NHK総合
泰然自若、微調整で対応出来るフランスと、
危ういバランスながら自分たちの攻撃力の最大化とフランスの戦い方を消す策を打ち出したベルギー。
互いに相手の僅かな隙きを掻い潜った先ではGKが能力の高さを見せ、
緊迫感が弛むことのない90分となった。
フランス。
ベースとなる4−2−3−1はそのままに、ベルギーの組み方に対して微調整を施し、
(シャドゥリと同伴するマテュイディ、自らの「番」であるフェライニを見張るポグバ)
相手にボールを持たせながら、安定感を保って試合を進めた。
CKからウミティティのゴールがあったので90分で勝ち切ったけど、
それが無くても120分までにはフランスの勝利で決着しただろうね。
堅くて、リスクを取らなくて、だけど相手ゴールに迫れないわけではない…。
いやぁ、強いスわ。
ベルギー。
守備時には4−2−3−1でトップ下のフェライニがポグバを見張り、
攻撃時には右SBのシャドゥリが前に出る3−2−4−1でサイド攻略を伺うという戦い方。
前半の折り返しくらいまでの間に、もっとクロス地獄でフランスを殴りたかったかな…。
左SHのアザールが中に入りたがるのと、
左DHのデンベレとアザールがあんまりスムーズな関係を築けなかったのとが勿体なかった。
デ・ブルイネを1列下げて改善を図ったり、
ビハインドになってからは順次攻撃のカードを切って
メルテンスにサイド張っとけからのクロス、カラスコに左サイドの仕掛けを行わせるも、
フランスの堅陣を崩すには至らず。
「アザールがちょっとお疲れだったなぁ」とか、
「フェライニを諦めちゃ中でルカクだけ掴んどけばいいじゃん」とか、
終盤の采配には思うところもあったけど、
試合ごとに大胆に変わる戦い方(守り方)を、
攻撃偏重の感があるメンバー攻勢ながらしっかりやり抜いてきたのは見事の一言。
面白いチームでした。
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