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讃岐 ２−１ 千葉
Ｊ２／第24節
（18/07/21：Pikara）
DAZN
讃岐スタメン
＿＿＿＿＿＿＿原＿＿木島＿＿＿＿＿＿
重松＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿佐々木匠
＿＿＿＿＿＿高木＿＿永田＿＿＿＿＿＿
アレックス＿麻田＿＿中島＿＿佐々木渉
＿＿＿＿＿＿＿＿清水＿＿＿＿＿＿＿＿
千葉スタメン
＿＿＿＿＿＿＿ラリベイ＿＿＿＿＿＿＿
為田＿＿＿＿＿＿船山＿＿＿＿＿＿茶島
＿＿＿＿＿＿熊谷＿＿小島＿＿＿＿＿＿
乾＿＿＿＿＿増嶋＿＿近藤＿＿＿＿鳥海
＿＿＿＿＿＿＿＿佐藤＿＿＿＿＿＿＿＿
千葉DFラインのウラ狙いとカウンターの讃岐。
ボール保持からコンビネーションと左の為田で攻める千葉。
勝利の虹をかけたのはホームの讃岐だった。
讃岐。
北野監督の狙い、意図を選手たちがよく体現してみせた。
やり方がハマって、選手たちも動けて…という、前節とは真逆の試合となったように思う。
攻撃では千葉のハイラインのウラを速く突くこととカウンター。
今年の讃岐では、原、木島、重松の３人が揃うと、
相手のDFラインとの駆け引きがいちばん巧みになる。
この試合でも序盤に原が見せた左に流れながらウラを突く動きが効果的だったが、
これは中央で木島も隙きを伺っていることや
中に絞る／ボールを受けに降りる重松の動きとの連動があるからこそ
結果として原にボールが届くわけで。
相手DFラインのウラを速く突きたい時には有効なユニットになってると思う。
カウンターも、しっかりと人数をかけて行えており、相手に脅威を与えていた。
頻度も多く、２−０としてからも２本くらいは決められたのでは…。
（特に森川が中央でフリーの原に出さなかった上にシュートも打てなかったやつは……）
回数が出せるようにすると共に、精度を上げて行かないとね。
守備では、右サイド（讃岐の左サイド）ではコンビネーションによる崩しを試みる千葉に対して
殆ど危なげなく対応。
サイドチェンジから為田と佐々木渉の１対１を作られるとピンチに繋がったが、
ここは、たぶん、覆い切れずに我慢するしか無かったリスクだったんじゃないかな…。
代わりに得るプラスとして、佐々木渉のパスがカウンターの第一歩になるというのがあって、
実際に１点目は佐々木渉→高木？→アレックス→重松→原で生まれているし、
（パスではなくて為田のドリブルのストップだったけど）
２点目も、右サイドに味方も敵も密集した中で佐々木渉が佐々木匠へと
縦パスを付けたところから始まっている
（佐々木匠がドリブル→止められるもボールが前にこぼれて原が拾う→クロスを重松がゲット）
何を捨てて、何を得るか。
「賭け」と言ってもいい部分で、今日は勝ったと言えると思う。
30分くらいまでの間に為田に何度かサクッと抜かれたことから「右SBに佐々木渉じゃ駄目だろ」は
守備の部分だけ考えれば正しい。
けど、この試合では（と言うか彼を右SB起用する時は）、
そこを捨てて攻撃面で実りを得たい、ということなんだと思う。
千葉の追撃弾を食らってからすぐに佐々木渉を市村に代えたのは、
捨てるものと得るもののバランスが変わったということ。
スコア状況で、残り時間で、相手の出方次第で、バランスは常に変わる…。
市村投入をきっかけに、徐々に守備へ軸足を移して行った采配は見事でした。
（４−４−２を維持しつつ運動量と強度を担保するために岡村投入と、
千葉の、指宿投入（の準備）を見ての森川投入に伴う５バック化）
千葉。
ネガトラの強度がちょっと弱いのと、
右サイドの人選がどうかな…とは思ったけど、
左で為田の突破力を、ゴール前でラリベイの強さを活かしてたり、
全体として一定以上はボールを握れていたり、
攻撃面はそんなに悪くないんじゃないかな。
熊谷と小島のDHにトップ下が船山という組み合わせは、たぶん模索の最中なんだと思うけど、
ここでもう少しネガトラの強度を上げられないと、
今後も相手がDFラインのウラを速く突いて来ようとするのを、制限出来ないと思われる。
それから、右サイドの人選。
サイドプレイヤーではないけれどボール持ってナンボな茶島が右SHで、
基本的にはCBである鳥海が右SBでは、深さを作れないよね。
船山が数回右奥まで流れてきてはいたけれど、<
DHの熊谷と小島も、HSの奥まで飛び出していくタイプじゃないし…。
結果、中央寄りへコンビネーションで入っていくだけになり、
そこでアレックス、高木、重松に引っ掛かることになっていた。
せっかくラリベイ（と指宿）が居るのだから、
SHかSBのどちらかは、縦に行ける選手を置いてクロスまで持っていくのがいいんじゃないかな。
あと、熊谷と小島がDHで並ぶのであれば、
もっとボール回しのテンポが上がって相手を動かせないと、
あまり２人が並ぶ意味が無いんじゃないかと思う。
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