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讃岐 0−4 徳島
J2/第31節
(18/09/01:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

______木島__我那覇_____
高木______________渡邉
______田中__永田______
アレックス_竹内__岡村____武田
________清水________



徳島スタメン

________バラル_______
表原______前川______広瀬
_シシーニョ__岩尾__小西____
____井筒__石井__藤原____
________梶川________



最下位に沈む讃岐が順位に相応のものしか見せられなかったのに対し、
徳島は強者のサッカーを披露。
ロドリゲス監督が求める内容と結果を危なげなく手にした。



讃岐。
・攻守にトランジションの質が低い。
・良い形で攻撃への一歩が出たとしてもすぐに流れが止まってしまう。
(この試合では大剛とアレックスがとみに遅かったと思う)
・後ろ向きにボールを受けに顔を出す選手ばかりで、
 且つ、後方の選手もそこへまっすぐ付けるだけという工夫の無さで、
 まんまと徳島の選手に狙われ、奪われ、良い形でのポジトラを許していた。
・そう来るとわかっていたハズなのに整理されていなかった、
 相手の大外〜HSのパス交換とそこからの同サイドHS奥or逆サイドへの展開への備え。
(武田と岡村の間が、特に)
・そのカタチはわかっていたハズなのに、整理されてなかった前からのボールの追い方。
(徳島の3+1(岩尾)に対して2トップでのみ奪いに行き、
 前へ出た方の選手のウラに入った岩尾に簡単に預けられ、ターンと展開を許していた)
・試合の中でより良いであろう組み合わせを活かせなかった。
(アレックスと大剛よりもアレックスと高木orタクミの方が可能性があるのは明らかだと思うのだが…)
(守備面とビルドアップの兼ね合いで岡村が右SBに入ったことで、
 右で高木との崩しが行えなかったのはやむなしだと思うけど)
・我那覇を起用していても中央で彼に預けるチャレンジが無い。
・シーズン半ばまで見せていた、対3バックへの攻撃方法が行われない不思議。
(サイド奥へロングボール攻勢はどこに…。
 西がベンチ外だったけど、重松左の木島右でやれないことはなかったのでは)
(田中を獲得したことで、より、繋いでいくことに意識が向いている印象がある。
 それ自体は悪いとは思わないが、足元で欲しがる選手ばかりになって
 相手からすれば狙いやすくなっていることも事実だと思う)
(高木だけワンタッチパスでリズムを変えようはしているが…)
・全体的に走れていない。
(ネガトラの際の一歩が出ないのは致命的)
・武田はまったく試合に入れてなかったね…。


いやぁ、ツラい(苦笑)
京都と熊本が「お付き合い」してくれたことが唯一の光明か(自虐的)

1失点目は不運だったと思うけど、
(必死に帰陣した武田が、相手がシュートしようと右足脇に置いたボールを突付いたところ、
 その先にバラルが居たという…。
 武田大きくクリアしろと思わなくもないけど、
 帰陣しながらなわけで、当たりどころ悪かったら自ゴールへ弾丸シュートだしなぁ…。
 突付いた判断そのものは悪くなかったと思う)
直後の2失点目のボールの流れが1失点目のそれを完全に再現していたので、
遅かれ早かれあのカタチでやられていたでしょう。

それでも、1失点目がもっと遅い時間なら……とは思うけど、ね。


4失点目は余計の極み。
ベテランが揃えど、折れてしまうとこうなるか…。





徳島。
長いボールも蹴れる選手(3バック+岩尾)によるビルドアップ、
幅広く動いてボール回しのハブになる選手(シシーニョ)、
しっかりと幅を取る両WBは、
左では武器である仕掛けを見せ続けた表原が居て、
右ではオープンスペースに然るべきタイミングで上がってきて
チームの約束事の通り早いタイミングで中央に斜めのボールを入れる広瀬が居て、
(杉本竜士はドリブルが出来る選手だけにここで自分も仕掛けようとしていたのが
 前半よりも徳島が上手く攻撃出来なかった理由だと思う)
スペースメイクしながらしっかりシュートシーンに関わるストライカー(バラル)と
それに連動するセカンドストライカー(前川)。
讃岐の質の低いネガトラ、無策だった守備があったのは間違いないけど、
徳島の攻撃が見事だったのもまた、間違いのないところ。

守備面でも、3バックの個が讃岐FWを上回り、
後半半ばからはラインの上げ下げがより意識されオフサイドを取ること数度。
最後まで集中を切らさず、納得のクリーンシートでした。




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