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愛媛 0−0 讃岐
J2/第32節
(18/09/08:ニンジニア)
DAZN



愛媛スタメン

________藤本________
_____神谷____近藤_____
小暮____野澤__田中____小池
____前野__西岡__安藤____
________岡本________



讃岐スタメン

______木島__佐々木匠____
佐々木渉_____________西
______永田__岡村______
麻田____竹内__中島____武田
________清水________



降り続ける雨と水をたっぷり含んだピッチの中、
最下位に沈みもう負けられないアウェイの讃岐はリトリートを選択。
カウンターから一刺しを狙う讃岐と
ボール保持からの崩しを伺う愛媛という構図で共に死力を尽くし、
スコアレスドローでの幕切れとなった。



愛媛。
リトリートの讃岐を相手にアタッキングサードからサッカーをスタート。
シャドーから降りてくる神谷、DH野澤、野澤のすぐ脇まで進出してくる前野の3人で
(讃岐が木島の1トップなので、前野が西岡と安藤に木島を託し余裕を持って前に絡んできた)
リズムを創り、パスを振り分け、
右の小池をメインの武器にしながらコンビネーションも織り込んでの崩し。
讃岐がリトリートしているという前提はあれど、
どの選手も自分がやるべきことと味方がしているハズのことをしっかり理解していて、
良い攻撃が出来ていたと思う。
藤本と近藤が讃岐のCBに対して上回れていれば、結果は違ったであろう。
しかし、後半半ばからの4−4−2化は効果的とは言い難かった。
対面する麻田に対し圧倒的な優位を持っていた小池を「殺し」、
ハッキリと前に2枚、それも強引に勝負出来る選手を置いたにも関わらず
そこまでボールを届ける手段を減らしてしまった。
左サイドに移った藤本はそれまでよりも活き活きしていた感はあったが…。
守備面は、今日の讃岐相手では特に言及することは無いでしょう。
西岡と安藤が讃岐のカウンターに対してよく頑張りました。



讃岐。
都合上、登録にならって4−4−2表記にしてあるけど、
実際は木島と佐々木匠が縦関係で、木島は守備が免除された4−4−1−1。
後ろ8枚は4−4のブロックを低めに敷いて、セフティーファースト。
「もう負けられない」「先制点を与えてしまうと苦しい」「重馬場のピッチ」…。
これらの状況においての、正しい選択だったと思うし、
選手たちはその選択をきちんと理解し、表現出来ていた。
木島よくボールを収め、且つゴールへ直線的に仕掛けて好機を創ったし(彼は本当に重馬場に強い)、
佐々木匠は後ろと木島のハブとして機能した。
また、佐々木匠にボールが出るやすかさずサポートに飛び出し、
悪条件のピッチで技術の高さとアイデアを見せた佐々木渉も相手の脅威となっていた。
無得点に終わったけれど、「匂い」はハッキリと漂っていて、
「残り試合もこれが続けられれば…」と、J2残留への希望を抱ける試合だったと言える。

ひとつ注文をつけるとすると、麻田かなぁ。
いくら本職のSBではないとはいえ、
愛媛が4−4−2化する少し手前の時間まで、
小池との1対1で、ぜーーーんぶ一瞬のキレで縦に持ち出すカタチで抜かれて、
クロスを許していた。
ちょっとねぇ…。
愛媛が小池を使っていた頻度を考えれば、
せめて前半のうちに、対応出来るようになって欲しかった…。
麻田自身にアジリティが無いのはわかるけど、
「自分の能力と対峙する相手の能力」「ピッチ上のどこで向き合っているか」を考えて
そこで「最低限やられない」守り方というのを見出して欲しいし、
それが前半キックオフの笛から出来るだけ早く出来るようにならないと駄目だよ。
また練習から頑張ろう。




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