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大分 5−0 讃岐
J2/第33節
(18/09/15:大分銀行)
DAZN



愛媛スタメン

______三平__藤本______
_____馬場____小手川____
星_______丸谷______松本
____福森__鈴木__岩田____
________高木________



讃岐スタメン

______木島__佐々木匠____
渡邉_______________西
____佐々木渉__永田______
麻田____中島__岡村____武田
________清水________



完成度の高さを見せつけた大分と、
守備で積極性を見せられなかった讃岐。
片野坂監督に浅田飴が不要な90分となった。



大分。
片野坂監督、お見事でした。
パス回しのオートマティズム、中盤を逆三角形にした配置、
讃岐の守り方を突いたCKでのサインプレイ…。
それらを実行し、最後までサボらずに走り抜いた選手たちも素晴らしかった。
馬場が左、小手川が右でバイタルとHSをふらふらして
2トップと共に讃岐の4−4ブロックを中央へ留めておきながら、
それぞれのサイドでWBとCBを交えたパス回しのハブになり、
あるいはポケットまで侵入した際のマイナスのパスの受けてとなり、存分に機能。
特に馬場は素晴らしかった。
ああいう、間に入って、受けて、捌いて…ってのは昨年の夏場以降讃岐で見せてたやつで、
その時と違うのは、前を向いてボールを受けていること。
(讃岐では2トップの一角というカタチでゴールに背を向けて受けていた)
だから、もともと何でも出来る選手なんだけど、その能力を発揮する状況が整っているんだよね。
讃岐が木島1枚を前に残すカタチなので、
福森と岩田、特に岩田も存分に前に出てパス回しに加担。
岩田は鈴木に比べたらパスのセンスも精度も落ちるな…と思いながら見てたんだけど、
4点目の藤本に出した高速クロスには脱帽でした。
丸谷はバランスを保ってやり直しのパスを受け続けてたし、
鈴木も木島に対して起点になることまでは許しても前を向かせず。
いやぁ、どの選手も素晴らしかったわ。
三平のお母さん、誕生日おめでとう!



讃岐。
前節に続いて木島残しの4−4−1−1を採用。
大分よりレンタル中の竹内が契約により出場出来ない中で
大剛がスタメン入り、岡村をDFラインに回してのスタートとなった。
が。
北野監督が試合終了後のインタビューで答えていたように、
4−4のブロックを組ん「だけ」で、
ボールに対する圧力は皆無だし、
ポケットや選手間に流れる選手に対して反応が遅いし、
ブロックを組んでどう守るのかがまっっったく見えなかった。
これでは、大分ほどの完成度ではないチームに対しても、
そのうちブロックの中で一歩が遅れてやられていたでしょう。
大分は完成度が高かったのでブロックの中をキレイに抜いてくれたけど。
攻撃面では、狙いが出せてはいたけど…。
大分GK高木の好セーブで2点逃したのはあるものの、
それが決まっていたとて、0−2になってからのものだったし、
勝敗に影響は無かったでしょう。
0−5が0−2になるよりも、1点差で勝つ時のために取っておくんだ……と思うことにする。
ところで。
以前から気にはなっていて、今日、ワタルがいたことでより顕著になったことを書いておく。
(普段はタクミだけに起きていた現象)
後半になり捨て身の全体前掛かりを仕掛けていた時に、
バイタル付近でタクミが、ビルドアップの際にワタルが、
それぞれ近い位置に相手選手がいる狭いゾーンながらもきちんと間に入ってボールを要求してたのに、
誰一人としてタクミに、ワタルに、ボールを付けなかった。
そこに付けるパス技術が無いのだろうし、
彼ら基準では「タクミ(ワタル)はマークされてるから出せない」距離感なのだろう。
だけど、これは練習から取り組んで出せるようにするべきだ。
タクミもワタルも、そこで受けるボールスキルがあるから要求している。
間で受ければ相手は寄る。
寄ってくればワンタッチで叩いて広くなったスペースを使える。
より好機へと繋がっていくハズなんだ。
相手ブロックの外側に位置する、安全に通せる選手にだけパスを出していても、
何の揺さぶりにもならないし、
安全なパス回しの中から一発でウラを取るとか決定的なパスを出すなんて、
それこそ出し手と受け手の両方に高度な技術が必要だよ。
昨年夏場以降の馬場の時よりも、タクミもワタルも中央で要求しているから、
奪われてのショートカウンターが怖いというのもあるんだろうけど…。
同点で推移してる試合であればともかく、
今日の後半みたいな状況であるなら、
今後に向けてという意味でもトライするべきだったと思う。




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