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讃岐 0−2 大宮
J2/第34節
(18/09/23:Pikara)
DAZN



讃岐スタメン

______森川__原_______
永田____________佐々木渉
______田中__岡村______
アレックス_竹内__パク____荒堀
________清水________



大宮スタメン

______大前__清水______
マテウス____________茨田
______大山__三門______
河面____畑尾__河本____渡部
________塩田________



格上を相手に残留へ向けて我慢の讃岐と、
格下を相手に自動昇格圏へ向けて取りこぼさないためにも焦れない大宮の、
互いにバランスを崩さない慎重な一戦は、
内容にも結果にも地力の差が現れる結果となった。



讃岐。
比較的ラインが高めの4−4−2で積極的な守備を見せながら、
攻撃では素早く右サイド奥を突いて左サイドで仕留めるパターンで
我慢のサッカーを展開。
彼我の能力差ゆえにピンチを招く場面もあったものの、
決定機と言える場面は殆ど与えなかった……が。 ほんの一瞬、圧力を掛けられず、その刹那を突かれて失点。
万事休すとなってしまった。
攻撃面では前述のパターンで意欲は見せていたが好機を作れていたとは言い難く、
「スコアレスドローに持ち込まなくてはいけない」中にあっての、
79分での出来事だった…。
1失点目の場面だけを切り取れば、
前節、そして今節も試合中に度々見られた、
アレックスと永田の受け渡し及び共に足が止まる問題であり、
得点者である清水を離してしまっていたパクの問題であるのだが…。
79分まで守れていたようにここを何とかしのげるのが状態のいいチームで、
守りきれないのがそうでないチームであるように思う…。
名前を挙げた3人を責める気にはなれない。
(特に永田は、この試合での運動量が荒堀と共にかなりのものであったと思う)

残留に向けて、攻守の大事な局面で個人のスーパーなプレイが必要だ。


終盤のPKやり直しについては、
何で清水にイエローカードが提示されたのかちょっとわからなかった。
審判クラスタで話題になるであろうから、そこから見識を得たい。




大宮。
「勝ちを焦って攻め急ぐことで逆に足を救われることを避ける」狙いもあったとは思うけど、
特定の攻撃方法に偏ることなく、どこからでも崩せますよという姿勢を貫くさまは、
鹿島でも見せていた「石井監督らしさ」という印象を強く受けた。
基本3枚で始まるビルドアップは渡部を除くDFラインの3人か、
CB2人に大山か三門が加勢するカタチを
状況に応じて選択。
そこからゆっくり相手の様子を伺いながら、自分たちの状態が良さそうなところを突いていく。
比較的右サイドからの攻撃が多かったように思うのは、
永田が前に出て行くことと永田とアレックスの受け渡しなどを考慮していたのだろう。
(これは讃岐にとって危険な選択であるように見えるけど、
 大宮の攻撃方法の中で茨田+渡部はいちばん怖さが無いものだったので、
 実態としては、讃岐は助かっていたと感じる。
 …が。
 結果を見てみれば、茨田+渡部で永田とアレックスの体力が削られたところに
 マテウスを当てられ、こじ開けられたということになるので、
 石井監督がそこまで見越していたのであれば、「おみそれしました」という話である)
また、バランスを崩すことが無かったので、
ネガトラの部分でも十二分なものを見せ、
讃岐に効果的なカウンターを打たせなかった。
ゆえにピンチらしいピンチも無く90分をフィニッシュ。
攻守両面で、本当に焦れることなく戦い抜いたと言える。




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