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長崎 0−1 横浜FM
J1/第32節
(18/11/10:トラスタ)
DAZN



長崎スタメン

________中村慶_______
_____鈴木____澤田_____
翁長____黒木__磯村____飯尾
____高杉__バイス_徳永____
________徳重________



横浜FMスタメン

遠藤______伊藤______仲川
_____天野____大津_____
________扇原________
山中_ドゥシャン__マルチンス_松原
________飯倉________



ボールを支配して多彩な攻撃を仕掛ける横浜FMと、耐える長崎という構図。
長崎は数少ない攻撃シーンでも横浜FMゴールに迫ってみせたが、
試合における「運」は、失点をしない方面で使い切ってしまっていたか。



長崎。
中村慶を最前線に置き、扇原を使わせずに横浜FMの組み立てを外からに誘導させようとしていたが、
松原が中央に進出してきたことでプランは瓦解。
繰り出される多彩な攻撃パターンに対して後手に回りながらも
徳重のPKストップと直後の翁長のカバーリング、
バーを味方につけるなどしてしのぎ続ける。
一方の攻撃面では、特殊なポジショニングの横浜FMのSBのスペースへと、
奪ってから速くボールを運ぶ意志を見せてはいたものの、
横浜FMのネガトラの前に質、回数とも充分とは言い難かった。
組織でも局面での個でも劣勢にある中、最後まで戦い続けたが、
先制点を許して終戦となった。

17位以下が確定してしまったわけだけど、
試合終了後に長崎サポが選手たちを鼓舞する大声量のコールをしていたことが、
チームの戦いぶりを示していると思う。
降格するには惜しいと他サポに思わせるシーズンを送っていると思う。



横浜FM。
扇原が消された時の松原中央進出による組み立て、
左HSの主となっていた山中、
右サイドでの幅の取り方(仲川、大津)と右ポケットへのボールの流し込み方(受けるのは天野か仲川)、
バイタル中央へ縦パスを通した時のワンタッチによる崩し…。
多彩なパターンを状況に応じて繰り出す攻撃は見応え充分。
今日の長崎が相手じゃなかったら、3点4点入っていてもおかしくなかったと思う。
面白かった。

と、同時に。

唯一のゴールが、
初めてボールを高い位置まで持ち上がり、捌いて、そのままボックスへと侵入したドゥシャンによって
こじ開けられたと言ってもよい…というのが、
サッカー(に限らず同じコート内で相手と対峙するスポーツ)の奥深さを感じられた。
計算された美しいパターンも、
慣れにより相手がどうにか対応出来たりするんだよね。
それを上回るのは意外性だ、という話。




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