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札幌 2−2 広島
J1/第34節
(18/12/01:札幌ドーム)
DAZN
札幌スタメン
________ジェイ_______
チャナティップ____三好_____
菅_____深井__荒野____早坂
____福森__早坂__進藤____
________ク_________
広島スタメン
______ティーラシン______
_____川辺____柴崎_____
柏_____森崎__青山____馬渡
___佐々木__千葉__野上____
________林_________
30分過ぎまで、70分過ぎまで、試合終了まで……と、
3つの大きな流れがあった試合。
札幌の若さと言うか自滅と言うか、独り相撲だった印象。
札幌。
30分過ぎまでの、自信と余裕を感じさせるパス回しと崩しは素晴らしかった。
広島が今季初の3バックということとは無関係のクオリティ。
相手を引き込んでからの大きな縦パス一発というようなメリハリもあったし、
守備に目を移しても、広島の組み立てを効果的に阻害。
森崎と青山を封じながら、
広島が唯一突破口と出来そうな雰囲気のあった馬渡についても厳しく行けていた。
正直、2−0とした時点で試合は決まったものと思った。
が。
30分過ぎから急激な失速。
左サイドの柏への展開を許すようになり、
そこから柏の個人技に振り回され、右足によるファーへのクロスという形でやられ続ける。
ボールへのアプローチが後追いになってたし、
柏に渡るまでと柏のクロスに対してを修正することも叶わず。
ハーフタイムを挟んだというのにこれはよろしくない…。
70分を過ぎて広島にもバテが来てなかったら、ひっくり返されていたと思われる。
試合終了までの、共に間延び状態での殴り合いについては、
あの状況でやれることはやったかな、という印象。
この試合では若さが見えたけど、
その若さもあっての、この順位(4位)でのフィニッシュだと思う。
サポーターもそれを感じていたからこそ、
ACLを確定出来なかった(鹿島の天皇杯次第)にも関わらず、
試合終了直後の、大きなコンサドーレコールだったハズ。
3〜4年前には
「ウチみたいなクラブは5年に1度くらい戦力が整ったらJ1にチャレンジしていく」
と発言していたノノこと野々村社長は、
今季で3年連続の賭けに勝ったと言える。
J1昇格、四方田監督続投でのJ1残留、未来のために四方田監督からミシャへのスイッチ…という、
3年連続の大きな勝利。
広島。
今季最終節にして初の3バック導入。
森崎和幸が出場できるコンディションになったことで
「現在の我々の最大値を出すために最適と判断した」(城福監督)
3バックだったわけだけど、
ハッキリ言って、最大値は全然出せてなかったと思う。
わかりきっている札幌の組み立てに関しての守り方然り、
森崎と青山をケアしてくる札幌の守り方に対する組み立て方然り。
札幌の失速が無かったら大差で落としていた試合。
唯一、柏が左サイドでボールを持った時のカタチだけは出来ていたけど、
あとは森崎、青山、柴崎、川辺の判断任せの部分が殆どだったように見えたし、
彼らの判断が札幌を上回ることは無かった。
…ただし、失速により生まれた隙きはしっかりと突いていたので、
0−2になった時点で4バックにせず我慢を続けたことが、
結果としては好采配だったと言える。
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