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日テレ・ベレーザ 4−2 INAC神戸レオネッサ
(延長)
皇后杯/F
(19/01/01:吹田)
NHK総合
ベレーザスタメン
植木______田中美_____宮澤
____長谷川____籾木_____
________三浦________
有吉___岩清水__土光____清水
________山下________
INACスタメン
______岩淵__京川______
仲田______________増矢
______杉田__中島______
牛島____鮫島__三宅____高瀬
________武仲________
WGで幅を、GKで深さを作りショートパスで組み立てるベレーザと、
運動量をベースにした守備で食らいつきショートカウンターを繰り出すINAC。
全体として試合はベレーザが支配し、妥当な勝利を収めた。
ベレーザ。
志向するサッカーと選手の質がマッチしていて、
それぞれのポジションでクオリティも高い。
足元のしっかりした山下とアンカーの三浦、両CBの菱形から攻撃が始まり、
WGが幅を取りながらボールを持てばドリブルで仕掛け、
CFが引いて受ければWGがナナメに走り込んでストライカーになる。
ショートパスを基本としながらも両CBは良いフィードも持ち合わせており、
ボールを保持しながら相手の隙きを伺い、そこを突くことが出来るチームになっている。
前線の選手はネがトラもサボらないし、
なるほどこれは三冠達成するチームですわ…という印象。
INAC。
普段着がわからないけれど、少なくともこの日は「対ベレーザ仕様」で、
前から圧力をかけて行き、
それをいなしての前進に対しては後列の選手が飛び出してインターセプトを狙う。
杉田、鮫島が主にそのタスクを担っていた。
奪ってからはショートカウンターとなるわけだけど、
2−2としてからの後半残り時間を除いてはここの質があまり高くなかった。
岩淵と京川のどちらかが相手を背負えるタイプであれば、
もう少し違ったのかな…とは思う。
具体的には奪った直後の後方の選手の出足だよね。
1点目は増矢が、2点目は(ちょっと前残りだったけど)仲田が、
前方に飛び出していってゴール、アシストをしたけれど、
多くの時間帯では2トップに対するサポートが乏しかった。
勝つには、2−2に追いついた勢いを駆って、90分のうちで逆転するしか無かっただろうな…。
この試合で選手交代が後手に回っていたのは仕方ないと思う。
守れているチームに変更を施すのは、ギャンブル要素が強いからね。
選手の顔ぶれを見れば、ボールを持てるチーム相手に力を発揮出来そうな感じがひしひし。
今季、リーグ2位、リーグカップ準優勝、そして皇后杯準優勝というのは、
その感じを裏付ける結果だと思う。
ベレーザ仕様を突き詰めるのか(フォーメーション変更まで視野に入れる)、
普段着でベレーザを上回るポゼッションを目指すのか。
来季はそこが問われることになるのかな。
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