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日本 1−0 サウジアラビア
アジアカップ/R16
(19/01/21:シャルジャ(UAE))
テレビ朝日



日本スタメン

________武藤________
原口______南野______堂安
______遠藤__柴崎______
長友____吉田__冨安____酒井
________権田________


77:南野→伊東/89:堂安→塩谷/90+2:武藤→北川


ボールを握るサウジアラビアとカウンターを出したい日本…という、
これまでの両国とは逆のカタチで推移した試合。
サウジアラビアのシュート技術がもう少し高ければ、
違った結果になっていただろう。



日本。
試合開始と同時にサウジアラビアのインテンシティの高さに防戦一方。
守り方も定まらずに危うい空気が漂うが、
困った時のセットプレイで先制してからは一変。
サウジアラビアの攻め手を見切り、
守備時4−4−2におけるそれぞれの役割が整理され、
前2枚とSHの立ち位置でサウジアラビアの攻撃を阻害した。
このまま行けば更に前がかるサウジアラビアに対してカウンターで一刺し、
余裕を持って2−0、3ー0での勝利かと思われたが…。
後半に入ると疲労が目立ち始め、
相手右SBの高い位置取りへの対応が遅れるわ
せっかく奪ったボールも雑な展開で攻撃に繋げられないわで
盛り返す時間帯もなく守備に追われた。
正直、負けていてもおかしくない内容だったと思う。

ピッチ内での守備の修正をもう少し早く出来るようになって欲しい。
修正出来た前半ですら20分を要していて、
しかもこちらの得点で一旦リセットがかかった状態で、
セットしての修正だった。
どうにか、守りながら適応出来ないものか…。

そして後半は…。
選手たちが自主的に5バック化してはいたけど、
後ろの枚数が揃っただけで有効な守備だったとは言い難いし、
奪ったボールを前進させられなくなってしまった。
交代策によるベンチの手助けも遅く、ただただしんどかった印象。

おそらくは、20分から45分までのサッカーをしたかったのだと思うけど、
入り方が悪かったし、
カウンターの経路や相手が変化した時の対応策などは用意出来てなかったのだろう。

うーん…。
この大会の23人は基本的に「スタメンと同じ系統でやや能力の落ちるサブ」で組まれているので、
人や配置を替えることで劇的に試合を動かすことは難しい。
だからこそ、相手の出方への対応というのは用意が必要だと思うんだよなぁ。


青山がこの試合をもって負傷離脱、武藤は累積。
次戦も厳しいねぇ。




サウジアラビア。
4−3−3で両SBは高い位置取り。
ショートパスを主体にボールを握りながらも、
時折CFへのロングボールも混ぜてきていた(これは冨安が跳ね返しまくっていた)
20分から45分までは対応してきた日本の前にリズムを失ったけど、
(HSを日本のSHに消されたのがいちばん大きな原因だったかな)
他の時間帯では押し込み続けることに成功。
どのポジションの選手もボールを前進させるドリブルがあるし、
中央の狭いゾーンで受けよう、そこでコンビネーションを見せようという意欲もある。
ロストを想定したポジショニングからサボらないネガトラで
日本がカウンターに出る機会をだいぶ潰していたし、
内容は良かったと思う。
「先制されなければ」「決定力があれば」というところだったね。




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